「永遠に完成しない。」開園40周年の東京ディズニーランド 変わらないものと“進化”のワケ
日テレNEWS
今年、東京ディズニーランドは開園40周年を迎えました。アトラクションやグルメなど開園当時からあるものも、40年の時を超えて様々な“進化”を遂げていました。それぞれの“進化”のワケを、日本テレビの忽滑谷こころキャスターが取材しました。 ◇ キャスト 「こんにちは! 40周年の東京ディズニーランドへようこそ。いってらっしゃい!」 “夢と魔法の王国”、東京ディズニーランド。今年で開園40周年を迎え、パーク内はお祝いムードに包まれています。 1983年の開園以来、多くのゲストを楽しませている東京ディズニーランド。ウォルト・ディズニーの言葉「ディズニーランドは永遠に完成しない。」の通り、40年前から変わらないものや、“進化”したものがあります。 忽滑谷こころキャスター 「あいにくの天気なんですが…でも、ここに来るとやっぱり、わくわくしますね。小学生の頃、ディズニーに親子で何組かで来てました」 そこで、普段は「news every.」のスポーツコーナーを担当する忽滑谷こころキャスターが、オリエンタルランド広報部の津福和加子さんとともに、“進化”をたどります。 忽滑谷キャスター 「見渡すと、象徴的な『スペース・マウンテン』、ありますね!」 「スペース・マウンテン」は、「ビッグサンダー・マウンテン」や「スプラッシュ・マウンテン」と並び“3大マウンテン”と呼ばれるアトラクションです。(4月17日~6月21日までは休止) オリエンタルランド 広報部 津福和加子さん 「実は40年前から変わらず、この形であるんです」 40年前の東京ディズニーランドの地図にも、スペース・マウンテンは描かれています。特徴的な大きな白い屋根やエスカレーターなど、外観は今とほとんど変わっていませんが、内観やロゴ、夜のライトアップなどが“進化”しました。 オリエンタルランド 津福さん 「2007年に1度、リニューアルがあって、体験していただける内容が少し変わったのです」 忽滑谷キャスター 「これは、ずっと残るものなのですか?」 オリエンタルランド 津福さん 「実は2027年に、全く新しいスペース・マウンテンになる予定です」 現在のスペース・マウンテンに乗れるのは来年まで。大規模リニューアルをして、2027年に新しく生まれ変わるということです。 ◇ 40年前からあるのは、アトラクションだけではありません。 忽滑谷キャスター 「なんだか、このエリアはいいにおいがしますね」 オリエンタルランド 津福さん 「こちらが『カフェ・オーリンズ』というお店です」 忽滑谷キャスター 「すてきな建物!」 「カフェ・オーリンズ」は開園当時からある店舗。内観やライトなど、当時と変わらず今も残っています。現在、「ケイジャンシュリンプクレープ」(650円)など3種類のクレープを看板メニューとして提供しています。人気のクレープを食べてみると―― 忽滑谷キャスター 「クルトンらしき、サクサクしたものが入っていて、食感も楽しいです。エビもぷりぷりです! (クレープは)いつ頃からあるのですか?」 東京ディズニーランド マスターシェフ 大高誠さん 「クレープ自体は『カフェ・オーリンズ』ではオープン当時から販売しています」 なんと、40年前からクレープを提供しているんです。当時はお皿で提供していたといいますが… 東京ディズニーランド マスターシェフ 大高さん 「食べ歩きという楽しみもありますので、“ワンハンド”で召し上がってもらえるように工夫して、このスタイルになっていった、という経緯があります」 ◇ 取材日は、あいにくの雨。そんな中で見つけたのは…なにやらデッキブラシをもつキャストの姿が。 忽滑谷キャスター 「気になっちゃったんですけど、何かやっていますよね?」 近づいてみると…地面には落ち葉でつくられた“ミッキーマウス”がありました。 忽滑谷キャスター 「ミッキーだ、すごい! 落ち葉で?! 風も強いし、葉っぱも落ちちゃっているな…と思ってましたけど、こういうの見られるんですね!」 オリエンタルランド 津福さん 「そうなんです、これもサプライズになりますね」 忽滑谷キャスター 「かわいい!」 パークのあちらこちらで、“おもてなし”の精神で楽しませてくれるキャストたち。ここにも進化が…。 ゲスト(来場者)がキャストに誕生日であることを伝えると、「バースデーシール」をもらうことができます(バースデーシールを洋服などキャストから見えるところに付けると、キャストからお祝いの声かけを受けることができます)。現在は、このシールも「40周年」仕様のデザインに。実際にシールをもらったゲストに話を聞きました。 忽滑谷キャスター 「いろいろな人にお祝いしてもらって、どんな誕生日になりますか?」 ゲスト 「すごくうれしくて、幸せな気持ちになります」 バースデーシールを渡すようになったのは2001年からで、「もっとコミュニケーションをとりたい」という思いから始まったといいます。 40周年を迎えた今では、パークの様々な場所に飾られている色とりどりの「ガーランド」をモチーフにしたシールなども誕生しました。 ゲストとキャストが、よりつながるように“進化”。たくさんの笑顔と思い出を…これからも“進化”は続いていきます。