ドラゴンに対する解像度が高まる『ビジュアル図鑑 ドラゴン』が1月16日に発売決定。ドラゴンの起源や基礎知識から、各国の神話や伝説などの歴史・伝承までカバーした本格的な図鑑。監修は『D&D』の翻訳家が担当
1月12日、株式会社カンゼンより、2024年辰年(ドラゴンイヤー)にちなんだ『ビジュアル図鑑 ドラゴン』が1月16日に全国書店にて発売することが発表された。内容は70種以上のドラゴンの歴史や種類を辿る全4章で構成された本格的な図鑑となっている。 『ビジュアル図鑑 ドラゴン』画像・動画ギャラリー 本書は、児童書向けの図鑑として発刊される「ビジュアル図鑑」シリーズの第1弾として発表されたタイトルだ。文章にはすべてフリガナがふられており、児童でも読みやすく作られている。 なお、西洋のドラゴンだけではなく、日本のドラゴンに該当する「九頭龍(くずりゅう)」や、インカ神話に登場する「ケツァルコアトル」なども掲載されている。さらに、世界マップを広げた分布図や、さまざまな視点から見るドラゴンにまつわる神話や伝承なども収録されているようだ。 また、本書を監修しているのは新和版『ダンジョンズ&ドラゴンズ』の翻訳を手がけた健部伸明氏であることもはずせない。健部氏は数多くのゲーム攻略本やゲームブックの執筆・編纂に関わり、現在は、コンピュータおよびボードゲームに関わる書籍の執筆、ゲームデザイン、神話やファンタジー関係の著作や翻訳など、さまざまな分野で活躍している。 主な著書は『幻獣大全Iモンスター』、『神話最強王図鑑』『幻想ドラゴン大図鑑』『図解 西洋魔術大全』など。以下、健部氏から寄せられたコメント。 ドラゴン(Dragon) は印欧祖語*derḱ すなわち「見る」に由来し、毒蛇の催眠的な凝視を思わせます。「竜」の漢字の形も、喉を膨らませて立つ蛇です。インドの仏典が中国に入る際、コブラの精ナーガ(Naga)が、竜もしくは龍と漢訳されたのです。「龍」の漢字が竜よりゴツいのは、モデルが鰐だからともされます。そして鰐は、最も恐竜に近い現生爬虫類です。 竜(龍)の訓読みは竜巻やタツノオトシゴの語頭の「タツ」で「立ち上がる」から来ており、蛇の威嚇姿勢と、舞い上がる旋風の両方が当てはまります。滝を登った鯉が竜になるのも上昇移動だからです。 どうやら魚、爬虫類、恐竜など有鱗動物の姿と、暴れる地水火風の自然力が融合するところに、ドラゴンは発生するようです。本書で少しその真相に迫ってみましょう。 ―監修者・健部伸明 『ビジュアル図鑑 ドラゴン』が1月16日に全国書店にて発売される予定だ。ドラゴンにまつわる歴史、伝承をあらためて振り返れる本書で、ファンタジー世界に彩りを加えてくれるドラゴンへの解像度を高めよう。 ■2024年はドラゴンイヤー『ビジュアル図鑑 ドラゴン』が1月16日に発売。70種以上のドラゴンの真相に迫る究極の竜図鑑 株式会社カンゼンは、創造力と探求心を育む新しい児童書図鑑シリーズ「ビジュアル図鑑」シリーズを創刊。 第一弾のタイトル『ビジュアル図鑑 ドラゴン』(健部伸明 監修)を1月16日に刊行いたします。 株式会社カンゼンは、創造力と探求心を育む新しい児童書図鑑シリーズ「ビジュアル図鑑」シリーズを創刊。第一弾のタイトル『ビジュアル図鑑 ドラゴン』(健部伸明 監修)を1月16日に刊行いたします。 ※本文の漢字は、すべてフリガナが振られています。 ※本書は、新しい児童書図鑑シリーズ「ビジュアル図鑑」第1弾タイトルです。子どもたちの創造力と探求心を育むことを目的としたニュータイプの図鑑シリーズです。想像上の生物たちを美しく迫力あるイラストで見せていくことを心がけてつくられています。今後も他にはないフレッシュなラインナップを展開予定です。 世界各地で確認された地球上、最凶の生物―竜・龍の特徴と生態 70種以上のドラゴンの真相に迫る究極の竜図鑑 ドラゴン(竜)は蛇などの爬虫類や、恐竜と多くの共通点がある幻獣の一種。世界各地で計り知れない数の報告例があるが、強靭な肉体や特殊な力、高い知能などを有する"王者"として強烈な存在感を放っている。本書ではその生態と特徴を徹底的に解説する。 ・サンプルページ ・もくじ 序章 ドラゴン学 ドラゴンの起源と変遷/ドラゴンの基礎知識/ドラゴンの種類/ドラゴンの善悪/ドラゴンの武器 世界のドラゴン分布図 第1章 ヨーロッパのドラゴン ワイヴァーン/ドメスター・ストゥアワーム/赤い竜と白い竜/アンピプテラ/サラマンダー/ベオウルフのドラゴン/ヨルムンガンド…など 第2章 アジアのドラゴン 九頭龍/野槌/清姫/高志の八岐大蛇/応龍/青龍/燭陰/共工/相柳…など 第3章 その他の地域のドラゴン レインボー・サーペント/ケツァルコアトル/イツァムナー/カンヘル竜/アペプ/アスプ/バジリスク/聖ゲオルギウスのドラゴン…など 第4章 ドラゴン資料館 ドラゴンが生きる世界/ドラゴンを狩る者たち COLUMN❶ ドラゴンの起源は恐竜? COLUMN❷ 竜にまつわる神話の杖 ・< 本書「はじめに」 > ドラゴン(Dragon) は印欧祖語*derḱ すなわち「見る」に由来し、毒蛇の催眠的な凝視を思わせます。「竜」の漢字の形も、喉を膨らませて立つ蛇です。インドの仏典が中国に入る際、コブラの精ナーガ(Naga)が、竜もしくは龍と漢訳されたのです。「龍」の漢字が竜よりゴツいのは、モデルが鰐だからともされます。そして鰐は、最も恐竜に近い現生爬虫類です。 竜(龍)の訓読みは竜巻やタツノオトシゴの語頭の「タツ」で「立ち上がる」から来ており、蛇の威嚇姿勢と、舞い上がる旋風の両方が当てはまります。滝を登った鯉が竜になるのも上昇移動だからです。 どうやら魚、爬虫類、恐竜など有鱗動物の姿と、暴れる地水火風の自然力が融合するところに、ドラゴンは発生するようです。本書で少しその真相に迫ってみましょう。 ――監修者・健部伸明 プロフィール 監修:健部伸明(たけるべ のぶあき) 1966年、青森県に生まれる。1980年代半ばに株式会社オーアールジーに参加し、新和版ダンジョンズ&ドラゴンズの翻訳を手がける。また、同時期に有限会社CB'sプロジェクトの立ち上げメンバーとなり、数多くのゲーム攻略本やゲームブックの執筆・編纂に関わる。現在は、コンピュータおよびボードゲームに関わる書籍の執筆、ゲームデザイン、神話やファンタジー関係の著作や翻訳など、さまざまな分野で活躍している。専門は北欧神話、ケルト神話、悪魔学、モンスター学、日本古代史、SF、ファンタジー、宇宙論、生物学、映画評論など。主な著書は『幻獣大全Iモンスター』(新紀元社)、『幻想世界の住人たち』『幻想世界の住人たち2 』(共著・新紀元社)、『幻獣最強王図鑑』『神話最強王図鑑』(監修・学研)、『幻想ドラゴン大図鑑』『図解 西洋魔術大全』(監修・カンゼン)など多数。 書誌情報 書名:『ビジュアル図鑑 ドラゴン』 ISBN:978-4-86255-706-3 監修者:健部伸明 ページ数:160P 判型:B5変形判 定価:1,980円(本体1,800円+税) 発売日:2024年1月16日 出版社:カンゼン
電ファミニコゲーマー:TsushimaHiro
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