菊池雄星、今季ワーストの5失点で最短のKO オール右打者のタイガース打線につかまる
◆米大リーグ タイガース―ブルージェイズ(26日・米ミシガン州デトロイト=コメリカパーク) ブルージェイズの菊池雄星投手が26日(日本時間27日)、敵地のタイガース戦に先発。2回に4連打含む5安打集中で4点、3回にもトーケルソンに4号ソロを浴びて今季ワーストの5点を失って3回で降板。防御率は3・25にはね上がった。 タイガースは菊池対策にカーペンター、キースなど好調な左打者を外して全員右打ちの打者を並べた。菊池は1回こそ2安打されながら無失点に抑えたが、2回につかまった。 先頭のトーケルソンに左翼線二塁打されるとペレスに左前安打で無死一、三塁。続くバエスに左中間を割る二塁打を許し2失点。ロジャーズの右中間の当たりを中堅バーショがグラブにあてながら落球(記録は二塁打)し二、三塁。1死後イバネスに左前に運ばれ2者が生還し計4点を失った。3回には当たってきたトーケルソンに4号ソロを浴び4月27日ドジャース戦に4点を上回るワーストの5失点。3回降板は今シーズン最短KOとなった。四球はなかったが、1個も三振を奪えなかった。 今季の菊池は打線との相性が悪く2勝4敗だった。4敗のうち2敗はクオリティースタート(6回以上自責点3以内)。また1失点以下で勝てなかった試合が4度あるなど不運続き。この日も打線は3回に無死満塁のチャンスをつかみながらボーゲルバックの痛烈な打球が二塁正面をついて併殺、無得点に終わった。
報知新聞社