ブレンボキャリパーの種類とその違いをまとめました。【2024年最新版】
MotoGPをはじめ世界最高峰のレースで活躍するブレンボのブレーキシステム。 そのストッピングパワーとコントロール性能、フィーリングはすべてのライダーを虜にします。 カスタムの世界でもブレーキキャリパーやマスターシリンダーと言えばやはりブレンボでしょう。 【画像】ブレンボキャリパーの種類と違いをギャラリーで見る(15枚) しかし、正直なところ色々な種類があってどれを付ければ良いのか分からないこともあるのではないでしょうか? というか僕には分かりませんでした! なので、ブレンボキャリパー早見表を早速作ってみましたので是非参考にしてください!
ラジアルマウントキャリパー
最近のスポーツバイクが殆ど採用しているラジアルマウントブレーキキャリパー。 マウントボルトの向きが変わりピッチも広くなるので大幅な剛性アップが可能になりました。 また、オフセットカラーの変更でブレーキディスク径の変更が容易になるのも嬉しいですね。 主に国産車の多くが108mmピッチ、欧州車や国産車でもフラッグシップモデルでは100mmピッチが採用されていることが多いです。
────────── GP4-MS キャリパー ────────── 【スペック】 ・取付ピッチ:100mm ・ピストン径:30㎜(同径 4pot) ・ピストン材質:アルミニウム ・ボディ材質:アルミニウム合金(CNC 削り出し モノブロック) ・重量(片側・パッド含):約945g ・表面処理:ニッケルコーティング ・ダストシール内蔵 ハイパフォーマンスキット内での最高峰の製品がGP4-MS。 『削り出し×モノブロック×ニッケルコーティング』と言うすべての技術が詰め込まれた、ブレンボフラッグシップモデルです。 1ピース(モノブロック)キャリパーで究極の剛性を実現しています。 この美しいニッケルコーティングも単なる装飾目的ではなく、レースシーンからのフィードバックにより製造公差を減らしピストンの動きを制御する為のもの。 美しさもさることながら、それすらも機能性を目的としたものになっています。 価格もフラッグシップ級! ────────── GP4-MS キャリパー 108mmピッチ仕様 ────────── 【スペック】 ・取付ピッチ:108mm ・ピストン径:30㎜(同径 4pot) ・ピストン材質:アルミニウム ・ボディ材質:アルミニウム合金(CNC 削り出し モノブロック) ・重量(片側・パッド含):約945g ・表面処理:ニッケルコーティング ・ダストシール内蔵 ハイパフォーマンスキット内での最高峰の製品であるGP4-MSが進化して登場。 日本車に多いキャリパーマウントピッチ108mmを採用しています。 100mmピッチモデルから継承された『削り出し×モノブロック×ニッケルコーティング』にさらに冷却フィンを追加! 従来品にはなかったキャリパー下部のフィンは放熱性が15%-20%向上するとのこと。 これぞフラッグシップというモデルです。
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