半導体人材の確保へ学生に向けPR…反応は?
北海道内の学生が半導体関連企業の製造現場を見学しました。若手の人材確保につなげる狙いですが実際に見て学生はどう感じたのでしょうか。 半導体素材大手「SUMCO(サムコ)」の千歳工場を訪れたのは、北見工業大学・釧路工業高等専門学校・旭川工業高等専門学校の学生あわせて7人です。学生は、半導体の基板材料の製造工程を見学したり、現場で働く従業員の声を熱心に聞いたりしていました。 北見工大大学院1年の若山隼さんは「製造現場を実際に見ることができたので就職してから十分やっていけるような知識を身につけたいと思った」と話し、北見工大3年の橘円香さんは「実際に作業している人もいたので就職したらこういう作業をするのかなとイメージがわいた」 と前向きな反応でした。 SUMCO千歳工場の清水光太郎工場長は「工場で働く人の年齢層がかなり上がってきているので若い人に半導体に興味を持ってもらうのは重要なこと」と人材確保に期待します。 主催した北海道経済産業局は、こうした工場見学を年内に10回ほど実施して、道内で半導体関連企業に就職する学生を増やしたい考えです。