ポスト純烈!絶対に知っておきたい実力派男性ユニット「魅惑の大人グループ」の各リーダーを直撃
2002年デビュー。活動歴は20年を超える神戸出身の5人組コーラスグループ、Baby Boo(ベイビーブー)。「成熟系大人グループ」ともいえる存在が彼らではないだろうか。定期的に開催するコンサートや、BS番組などで活躍し、その実力は歌謡界の大御所たちも認めている。リーダーでありテナー担当のユースケさんにお話を伺った。
Baby Boo ユースケ
「もともとは阪神・淡路大震災の後に、楽器がなくても喜んでもらえる音楽をということでアカペラグループとして結成しました。2000年から今のメンバーになりまして、そこからずっと活動を続けています」(ユースケさん、以下同) 結成当時からメンバーはがらりと変わったというが、一番早いシノブさんの加入が'97年。そこから学校のつながりや、オーディションでのメンバー加入を経て現在の体制になったという。本格的な活動を始めた2002年当時はオリジナルソングが中心で、年間で250公演を超えるライブをこなす殺人的スケジュールを経験してきた。 「活動歴が10年になったのを機に、カバー曲がメインである現在の方向になりました。オリジナルソングが中心だったころのお客さんが離れることもあったんですけど、少しずつ戻ってきてくれるようになりました。ここ5~6年はBSの歌番組に出させてもらっているので、親にも見てもらえるのはうれしいです」 20年を超える長い活動期間を、現在のメンバーが入れ替わることなく続けられてきた秘訣はなんだろうか。 「役割が分かれていることでしょうか。シノブは楽曲のアレンジをしますし、ユウはステージングや振り付けを考えて、ケンはお笑い担当。チェリーは歌のメインで、僕はMC。普段から練習とかで顔を合わせる機会も多いんですが、今はオンラインでも基本的な練習ができますし、それぞれの生活も守れているのでうまくいっているのかもしれません」 そんな彼らはいわゆる「玄人ウケ」がすごい。特に芸能界の大御所に愛されていて、例えば徳光和夫さんは何度もコンサートを見に来てくれたり、「テレビで共演した際に『いいグループ見つけちゃった♪』と言ってくださった」という由紀さおりさんからは、それ以降ディナーショーや公演へのゲスト出演のオファーが来る。五木ひろしさんは5人全員にスーツを仕立ててくれたり……と、その愛されエピソードには事欠かない。 レパートリーは1000曲を超え、公演ごとに違う曲を歌うという。 「親子3代とかで来てくれる方もいるので、みんなが楽しめるような選曲を心がけています。今の目標は、武道館で1万人で大合唱をすること。コーラスの“生”の空気感をぜひ味わってほしいですね」 ユースケ●1979年、京都府生まれ。Baby Booのリーダー、パートはテナーを担当。メンバーとしては3番目に古く、学生時代に他のアカペラグループで活動していたところ、対バンとして共演したBaby Booから誘いを受け1999年にメンバーとして加入。個人では舞台などでも活動。 シノブ(トップ・テナー)、ユースケ(リーダー/テナー)、チェリー(リード・テナー)、ケン(バリトン)、ユウ(ベース)の5人からなる男性コーラスグループ。歌声喫茶での活動をきっかけに昭和歌謡を歌い継ぐ。