【パンクラス】杉山しずかが10年ぶり再戦の元ボクシング王者ライカにフルマーク勝利
2024年3月31日(日)東京・立川ステージガーデンにて、30周年記念大会・vol.3『PANCRASE 341』が開催された。 【写真】グラウンドで完全にトップポジションを制する杉山 ▼第7試合 女子フライ級 5分3R 〇杉山しずか (リバーサルジム新宿Me,We) 56.85kg [判定3-0] ※30-27×3 ×ライカ(RIGHT THING ACADEMY)2位 56.9kg 2014年大晦日のDEEP DREAM IMPACT以来の再戦。当時は腕十字で杉山が1R 一本勝ち。 杉山は、MMA21勝7敗1分でPANCRASE初参戦。2018年大晦日に渡辺華奈にTKO負けも、以降5連勝。2022年5月の前戦では中井りんに一本負けしており、新天地で再起を期す。36歳。夫、中村K太郎のRIZIN参戦に続く復帰戦の決定となる。 MMA13勝10敗1分のライカの2023年は、渡邉史佳にスプリット判定勝ち後、ナギを1R TKOで連勝。しかし、2023年11月の前戦で重田ホノカに判定負けを喫した。 参戦会見では、「目標はベルトです。PANCRASEのベルトを持っている藤野(恵実)さんを見ていて、いつもかっこいいなと思っていました。PANCRASEという歴史あるイベントに来ることが出来て、とても光栄に思っています」と目標をベルトと語った。 また前日計量では、「PANCRASEという歴史ある団体に参加させていただき、このような記念大会に参戦できてとても嬉しいです。体重もしっかり作れて、体調もよくできたので、明日は鮮烈なデビューを見せられるように頑張ります」と意気込み。夫の中村K太郎のKポーズで勝利を誓った。 対するライカも「リベンジマッチということもあって、いま持っている力をすべて出し切って暴れて楽しみたいと思います」と語っている。 1R、サウスポー構えから入る杉山、オーソのライカ。右カーフは杉山。左前蹴りの杉山に右を狙う。ダブルレッグを見せる杉山だが深追いせず。その離れ際にライカは左を狙う。 杉山は左前蹴り。ライカの左右をさばき、前足にシングルレッグもここは足を離す杉山。左ストレートを当てて、ダブルレッグテイクダウン! ライカの立ち際にバッククリンチ。崩して背後から送り手をコントロール。ライカは亀から立つが、バックコントロールは杉山。立つライカを崩して左足をかけて引き込み。ボディロックでコントロールしてホーン。ジャッジ3者10-9で杉山を支持。 2R、先に前に出るライカはジャブ、右ストレートも、杉山は遠間からの左ストレートをヒット! 左前蹴り、右ハイは杉山! 近づこうとするライカに、シングルレッグテイクダウン! 金網使い立とうするライカを鉄槌。亀になるライカを引き出して左ハイ! さらに左ハイ、左ヒザ。それでも前に出るライカにダブルレッグテイクダウン! ライカが立ち上がりホーン。2Rも3者10-9で杉山を支持。 3R、パンチで前に出て来たライカにシングルレッグテイクダウンは杉山。金網際で立つライカにバッククリンチからコントロール。引き出して寝かせてがぶり。一転、ダブルレッグに切り替え、引き出して尻を着かせる。自陣コーナーで山崎代表の声を聞きながらバックコントロール。立てないライカに細かいパウンド。残り4秒でライカは離れて前に出るもホーン。 判定は3-0(30-27×3)のフルマークで杉山が勝利。女子フライ級タイトル戦線に名乗りを挙げた。
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