チャールズ国王、がん公表後初めてリシ・スナク首相と面談 お見舞いの言葉に「涙が止まらなかった」と語る
がんの診断を受けたことを今月初めに明かしたチャールズ国王。バッキンガム宮殿に戻り、リシ・スナク首相と面談した。 【写真】チャールズ国王がパパの表情を見せたレアなスナップ集
がんの診断を公表して以来、国王は治療を続けながら憲法に定められた職務を続けているものの公の場所には出ていない。スナク首相との定期的な面談も中断されていたが、現地時間2月21日(水)の午後にバッキンガム宮殿でスナク首相と会った。公表後、首相と直接顔を合わせるのはこれが初。
国王が元気そうなのを見た首相が「素晴らしいことです」と言うと国王は「全部、魔法を使ってやっていることだ」といつものユーモアを披露。首相が「みんながあなたを応援しています。国が応援しています」と伝えると、国王は「素晴らしいメッセージやカードをたくさんいただいた。涙が止まらなかった」と答えていた。
今回の国王が病気を告白したことで、イギリスでは多くのがんに関連する多くのチャリティ組織の活動に注目が集まった。そのことを首相が報告すると「私が長年パトロンを務めてきた、がんの素晴らしいチャリティ団体により強い関心と注目が集まっていると聞いた」と笑いながら応じていた。
王室が公開した首相との2ショット写真でも笑顔を披露した国王。現在は私邸のサンドリンガムハウスでほとんどの時間を過ごし、治療やバッキンガム宮殿のスタッフたちとのミーティングが必要なときのみロンドンに移動しているという。元気な姿が公の場所で見られる日を静かに待ちたい。