阪神・原口文仁がFA権行使で他球団が熱視線 「数字以上の貢献度で若手の手本になる」
イ最善の準備を尽くして
一塁でスタメン出場する機会は限られていたが、最善の準備を尽くして出番に備えた。今季は52試合出場で打率.241、2本塁打、9打点。代打で43打数12安打、打率.279をマークし、出塁率.340、得点圏打率.313と勝負強さは健在だった。DeNAと対戦したCSファーストステージ第2戦では9回に上茶谷大河から甲子園の左翼席に叩きこむアーチ。大敗を喫して終戦を迎えたが、意地を見せて阪神ファンの大声援が注がれた。 FA権を行使した原口に対し、指名打者制度のパ・リーグ球団が獲得に乗り出す可能性が十分にある。他球団の編成担当は「数字以上の貢献度で若手のお手本になる存在。まだ32歳と選手としてバリバリ働ける年齢だし、代打の切り札にしておくのはもったいない」と高く評価する。 原口がどんな決断を下しても、ファンは応援し続けるだろう。もう一花も二花も咲かせる。野球人生の全盛期はこれからだ。 写真=BBM
週刊ベースボール