東北の夏に彩り 「青森ねぶた祭」開幕
大型ねぶたが回転するたび、沿道から歓声が沸いた
東北の夏を彩る「青森ねぶた祭」が2日、青森県青森市で開幕した。
祭り初日に登場したのは、風神雷神や三国志、源義経などをモチーフにした14の立体の大型ねぶた。薄暗くなってきた午後7時10分過ぎから市内の大通りを動き始め、迫力のある色鮮やかなねぶたが沿道の観客の目の前に迫ったり、回転したりするたび、拍手と歓声が沸き起こった。ねぶたとともに大通りを練り歩く「ハネト」たちは、「ラッセーラー、ラッセーラー」の掛け声とともに飛び跳ねながら踊り、沿道の人々を盛り上げた。
青森市内から毎年訪れているという沼田悠希君(7)は、「ねぶたを見るのが毎年楽しみ。今年も楽しかった」と笑顔で答えた。来年は沿道で観覧するのではなく、家族でハネトとして参加する予定だという。 「青森ねぶた祭」は7日まで。最終日7日の夜は、6台のねぶたが青森港をめぐる「ねぶた海上運行」と約1万1千発の花火が祭りのフィナーレを飾る。 (THE EAST TIMES)