日本支援のインド版新幹線 建設地で事故、3人死亡
インド西部グジャラート州のアナンドで5日夕、日本の新幹線方式を採用した高速鉄道の建設地でブロックの一部が崩落する事故が起きた。ANI通信によると、3人が巻き込まれて死亡したという。他にも負傷した人がおり、地元当局が救助活動をしている。 【写真】JR東日本の職員(左)からシミュレーターの説明を受け、実際に操作するモディ首相(右)を見守る安倍晋三首相(当時)=2017年9月14日、インド・アーメダバード郊外、代表撮影 現地からの映像では、1メートル近いコンクリートブロックが崩れている。 高速鉄道の事業は、2015年12月に両国の首脳間で合意。西部の商都ムンバイと、そこから北に約500キロ離れたアーメダバードを最短2時間で結び、事業費の約8割を日本の円借款でまかなう計画だ。 当初は23年の開業を目指していたが、土地の取得交渉やコロナ禍などで延期を余儀なくされている。現在は、26年に試運転を開始し、27年ごろの運行が期待されている。(ニューデリー=石原孝)
朝日新聞社