「Webサイトで自分の意見と最も近い政党をマッチング」若者の投票率向上に繋げようと始まった無料のサービスとは 衆議院議員選挙2024
東北放送
衆議院議員選挙は27日が投開票です。宮城県内の投票率は戦後最低となった2014年以降は、2017年と2021年は知事選と同日選だったこともありやや回復傾向にあるものの、依然として、高いとは言えない状況です。こうした中、投票率を上げようとさまざまな取り組みが行われています。 【写真を見る】「Webサイトで自分の意見と最も近い政党をマッチング」若者の投票率向上に繋げようと始まった無料のサービスとは 衆議院議員選挙2024 まずは、選挙への若者の関心度は? 若者: 「分からない。誰がいいとか分からない何もわからない」 「あまり知識がなくて親から聞いた話とかでしか情報がない」 そんな中、注目を集めるWebサイトがあります。 小笠原悠記者: 「このWebサイトで自分の意見と最も近い政党を合わせるということです。『かんたん』と『じっくり』2パターンあります。かんたんを押してみます。選択的夫婦別姓に関しての問いが出てきました。次は消費税、次は物価対策。衆院選の争点が出てきて、回答項目も4~7と細かくなっています」 質問に答えて自分の意見に近い政党をマッチングできる「投票ナビ」。大学生や社会人でつくるNPO法人が、若者の投票率向上に繋げようと2017年から始めた無料のサービスです。 NPO法人Mielka 森田馨さん(大学4年): 「各政党に質問状を送付して公式の回答をもらい、それをもとにマッチングサービスを提供している。どの政党に投票すればいいか悩んでいる段階で、(自分の意見と合う政党を)知ることができるのが、投票へのハードルを下げる方法になるのではと」 前回の衆院選では150万人ほどが利用し、その8割が34歳未満の若者でした。今回はすでに50万人の利用があったということです。 投票ナビ以外にも、WEBサイトやアプリで同じようなサービスがあり若者から注目されています。 若者: 「やりました。テレビでやっていて調べてやりました」 「学校の授業で先生が教えてくれました選びやすくなって良いと思います」 NPO法人Mielka 森田馨さん(大学4年) 「投票に行かないつもりだった人が(この政党と考えが)合うんだと身近に感じて関心を持ってもらうとかいろいろなきっかけになる。若者が政治に対するネガティブなイメージを払拭して、政治に参加する一歩を踏み出す応援・サポートをしていきたい」
投票ナビを運営するNPO法人は、「自分の考えを整理したり、より多くの争点に関心をもったりすることにつながればと話しています。
東北放送