大里桃子、65で2位発進「久しぶりにかみ合ったプレーも増えてきている」/国内女子ゴルフ
サントリーレディス第1日(6日、兵庫・六甲国際GC=6526ヤード、パー72)ツアー2勝の大里桃子(25)=伊藤園=が1イーグル、5バーディーの65で回り、首位と2打差の2位と好発進した。 【写真】笑顔でホールアウトする大里桃子 「パッティングの距離感がよくて、出だしのバーディーからいい流れに乗ることができた」 1番(パー5)からバーディーを奪うと、前半だけで6アンダーの好スタート。後半も1つ伸ばし、堂々の2位につけた。 2021年の「ほけんの窓口レディース」で2勝目をマーク。だが、昨季は腰や腕に痛みを抱えてショットが不安定になり、トップ10が1度と上位争いには多く絡めなかった。 「今までは動かない体をどうにか動かして、無理やり打っている感じがあった」という反省から、このオフは体の動かし方を集中的に勉強。トレーナーと一緒に研究してスイングを改造し「今は痛みはない。今年に入ってショットも安定していて、去年までの不安は一切ない。今はゴルフがすごく楽しいなと思えている」と前進した。 2週前の「リゾートトラストレディス」では、約1年ぶりのトップ10入りとなる8位でフィニッシュするなど、調子は上向きだ。「久しぶりにかみ合ったプレーも増えてきていて、『よかったときはこんな感じだったな』という感覚がつかめてきている」と明るい表情で話した。 前週の「ヨネックスレディス」では同じ〝黄金世代〟の新垣比菜(25)=ダイキン工業=が優勝。前週のメジャー「全米女子オープン」では同世代の渋野日向子(25)=サントリー=が2位に入った。「最近、黄金世代がまた頑張っていて刺激になる。『自分も頑張ろう』という気持ちになる」。再び前を向いた大里が、復活劇を披露する。