福間洸太朗が日本デビュー20周年を記念して新アルバム&全国リサイタル・ツアーを発表
ピアノの福間洸太朗の日本デビュー20周年を記念して、ニュー・アルバム&全国リサイタル・ツアーの発表会が5月15日に行われた。 【画像】その他の写真 福間洸太朗は、20歳でクリーヴランド国際コンクール日本人初の優勝およびショパン賞受賞、2004年日本デビュー。パリ国立高等音楽院、ベルリン芸術大学で学び、カーネギーホールなど世界の著名なホールでリサイタルを行うほか、著名オーケストラと共演を重ねてきた。5か国語を操り、いままでに世界37か国で演奏会を行っている。ラジオ、TV出演も多数。自身でも演奏・解説動画やライブ配信などを積極的に行い、多岐にわたる活動は幅広い世代から注目されている。 発表会では、福間洸太朗が子供の頃から大好きで、夢中になって弾いてきたショパンの作品とそれにまつわる思い出、20周年記念リサイタル・ツアーのプログラミングの意図などを語った。 9月13日(金)には通算20枚目となるCD『ショパンの想い出』をリリース予定。CD販売不振の時代と言われる中で、おおよそ1年に1枚の新譜を出していることについて、とても嬉しく、光栄なこと、CDは自分の音楽だけでなくジャケット写真やライナーノーツなどアーティストの美学を打ち出すことができる重要なものと考えていると語った。 20周年記念リサイタル・ツアーは9月から11月まで全国10カ所で開催。 11月11日(月)のサントリーホールからはじまるリサイタル《ストーリーズ》は、作品の持つストーリー、演奏を聴いた聴衆のみなさんが新たに抱くストーリー、そして自分と作品のストーリー(想い出)を意味しているとのこと。プログラミングについては語っても語りきれないようで、言葉が次々と出てくる様子が印象的。 《ストーリーズ》の後半は自身がライフワークとしている「愛」「幻想」「煌めく水」をテーマにした作品を選びプログラミング、サントリーホール公演では日仏現代音楽協会が委嘱した野平一郎氏の新作を日本初演することについても期待に胸を膨らませていた。最後はショパン:バラード1番の演奏を披露する。 福間洸太朗 ピアノ・リサイタル 《ストーリーズ》 11月11日(月) 19:00開演 サントリーホール 大ホール 9月22日(日・祝) 14:00開演 京都コンサートホール 小ホール 9月28日(土) 13:00開演 札幌コンサートホールKitara 小ホール 10月4日(金) 13:30開演 横浜みなとみらいホール 大ホール 10月6日(日) 14:00開演 三重県文化会館 大ホール 10月19日(土) 14:00開演 ザ・シンフォニーホール 11月8日(金) 18:45開演 電気文化会館 ザ・コンサートホール 文章提供:ジャパン・アーツ 写真:千葉秀河 撮影協力:スタインウェイ&サンズ東京