石川アンテナ店開業 馳知事「盛り上げる」 東京・八重洲で式典
●首相「復興拠点期待」 石川県のアンテナショップ「八重洲いしかわテラス」が9日、東京駅八重洲口近くのビル1階にオープンした。記念式典には岸田文雄首相が駆け付け、政府として能登の復旧、復興を後押しすると強調。会場には能登半島地震で被害を受けた能登の地酒や工芸品が並び、関係者約100人が首都圏における情報発信の拠点に期待を寄せた。 【動画】石川アンテナショップ開店 東京駅近く、能登の名産も 式典では、馳浩知事が「政府、市町と連携しながら何とか石川県を盛り上げていきたい」とあいさつした。続けて岸田首相が「首都圏と石川をつなぎ、北陸の復興を応援する拠点になるよう心から期待している」と完成を祝った。 森喜朗元首相、輪島市出身の漫画家永井豪さん、県観光大使を務める元プロレスラーの武藤敬司さんが順に祝辞を述べた。 県は16日の北陸新幹線金沢-敦賀間の延伸開業に合わせてアンテナ店を銀座から移転した。開業をPRするコーナーのほか、輪島塗などの工芸品を展示、販売する「復興応援ブース」を設けた。店の天井には県産スギ材を使用し、和傘をモチーフにした装飾が施されている。