生命維持装置につながれた生徒を巡る、坂本企画の三人芝居「抱えきれない わたしを抱いて」開幕
坂本企画「抱えきれない わたしを抱いて」が、昨日3月22日に大阪・in→dependent theatre 1stで開幕した。 【舞台写真】坂本企画 21「抱えきれない わたしを抱いて」より。 坂本企画は、“ほんの少し、ボタンを掛け違えた人の悲劇に寄り添う”をモットーに掲げる劇団。今回は、第30回OMS戯曲賞で佳作を受賞した坂本涼平が、受賞後初の長編作品を手がける。 ある日私たちの教室にやって来た“あの子”は、最先端の生命維持装置につながれていた。それを扱うのは先生と13歳の私たち。生命維持装置の警報が鳴るたび、金切り声のお母さんがすっ飛んで来て、クラスメイトは攻撃し合い、先生は日に日に疲れていく。「誰かが背負わなきゃいけないなら、私がぜんぶ背負ってあげる」と考えたある少女の決断は……。 出演者には鳩川七海、中野聰、荘司歩美が名を連ねた。上演時間は約1時間35分。大阪公演は明日3月24日までとなり、その後、29日から31日まで東京・SCOOLで上演される。 ■ 坂本企画 21「抱えきれない わたしを抱いて」 2024年3月22日(金)~24日(日) 大阪・in→dependent theatre 1st 2024年3月29日(金)~31日(日) 東京都 SCOOL 脚本・演出:坂本涼平 出演:鳩川七海、中野聰、荘司歩美