マネックス広木氏が「年末に向け株価上昇」と予想する理由
アメリカの利上げを巡って参考指標が開示される度に市況が乱高下する展開が続く。この状況をマネックス証券チーフ・ストラテジストの広木氏はどう見ているのか(写真:ブルームバーグ)
アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は11月30日、ワシントンのシンクタンク、ブルッキングス研究所で講演し、利上げペースの減速が理にかなう、利上げペースの減速は早ければ12月の会合の可能性がある、などと発言。これを受けたアメリカ株相場は急伸し、この日のダウ平均株価は737ドル高と大幅に上昇した。 長期金利も急低下し、為替もドル安に振れた。市場では一気に利上げ減速期待が台頭したが、先週末に発表された11月の雇用統計はそうした期待に冷や水を浴びせることになった。非農業部門雇用者数が前月比26.3万人増と市場予想(20万人増)を大きく上回った。失業率は3.7%で前月と同水準だった。
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広木 隆