デビュー戦でトーナメント出場の元ボクシング王者・中島玲「僕にローキックは多分当たらない。今までのボクサーとは全く違う」と自信【K-1】
「K-1 WORLD MAX」(3月20日、東京・国立代々木競技場第一体育館)に関する会見が3月5日、都内で行われ、-70kg世界最強決定トーナメントである「K-1 WORLD MAX 2024」の1回戦のカードが発表された。 会見には2月20日に今回のトーナメントへの参戦が発表された元プロボクシング日本スーパーウェルター級暫定王者の中島玲(フリー)も出席した。 中島は2023年4月にボクシング元世界3階級制覇王者の亀田興毅ファウンダーがプロデュースする「3150 FIGHT SURVIVAL vol.4」で行われた日本スーパーウェルター級暫定王者決定戦で同級2位の加藤寿をTKOで下し、暫定王座を獲得。今回、K-1転向を果たし、デビュー戦でいきなりトーナメント参戦となった。 中島は1回戦で元WBCムエタイ世界スーパーミドル級暫定王者のウマール・セマタ(ウガンダ/Tiger Muay Thai)と対戦する。 会見で中島は「ボクシングから来ました中島玲です。最近、キック界からスター選手がボクシング界に流れているということで、ボクシングからは僕がキックに行こうかなと思って来ました。普通のただのボクサーだと思わないほうがいいと思うんで。1回戦の相手のウマール選手、すぐに倒して、KOで本戦に出られるように頑張るので、応援よろしくお願いします」と挨拶。
ボクシングから転向しK-1初参戦でのトーナメント出場については「ボクシングと違って反響はあった。良くも悪くもいろいろな反応があって、注目されているというのは感じるのでうれしい。“ボクサーはローキックでやられる”とか言われているが、僕にローキックは多分当たらない。そういうところを見てもらえれば」と語る。 この「ローキックは多分当たらない」という発言については「極真空手を3歳からやって、高校からボクシング。それまではずっと空手とキックをやっていた。ローキックは問題ない。今までのボクサーとは全く違う。もともと蹴り主体の選手だったので、逆にボクシングに行ってパンチの技術が向上して帰ってきたと思ってもらえれば」とその根拠を明かした。 自らの蹴り技については「蹴り技は全般的に蹴れるが、今回はボクシングから来たということで、最初はボクサーとしての強さを見せたい。最近はボクサーがキックに来たら弱いとかいろいろ言われているのは僕も腹が立つので、ボクサーとして強いというものを見せられればと思う」と元ボクサーとしての意地をちらりと見せた。
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