米国、イスラエルの対イラン攻撃計画の機密を流出させたCIA関係者を起訴
米国中央情報局(CIA)関係者がイスラエルの対イラン攻撃計画をまとめた機密報告書を流出させた容疑で起訴された。 13日(現地時間)、ニューヨーク・タイムズ(NYT)、ロイター通信などによると、CIA職員アスィフ・ウィリアム・ラーマン氏が故意に国家防衛情報を保管して伝送した容疑2件で先週バージニア連邦裁判所に起訴された。ラーマン氏は前日カンボジアで米国連邦捜査局(FBI)によって逮捕されてグアム連邦裁判所に移送された。14日、裁判所に出席する予定だ。 CIAの所属として海外に勤務したラーマン氏は極秘事項に接近できる「機密保安承認」権限を持っていたとNYTが伝えた。通常、機密資料を扱うCIA関係者には一般的なことだが、ラーマン氏の流出容疑が立証されることができる情況でもある。 控訴状によると、流出した報告書は米国偵察衛星が収集したイメージと情報を分析する米国国防総省国家地理情報局(NGA)の文書だ。報告書にはイスラエルのイラン攻撃の可能性を示す衛星写真とこれに対する解釈が入っていたと外信は伝えた。 イスラエル国防軍のイラン軍事施設空襲(10月26日)が実行される10日前に撮影されたものだ。イスラエル国防軍のミサイルなど軍事極秘事項も入っていたため「ファイブアイズ(米国・英国・カナダ・オーストラリア・ニュージーランド間情報機関共同体)だけが共有可能な文書」と英国BBCは伝えた。 このように最高保安等級の米国の機密報告書が親イラン志向のテレグラムアカウントを通じて流出した。現在このアカウントは「匿名の出処を通じて文書を受けた」としながら「原本流出者とは無関係」と否認した状態だ。まだ具体的にどのような経緯で流出したのかは分かっておらず、米国関係者が「流出の出処を探しているところ」とNYTが伝えた。CIAは今回の事件に関連して別途の立場は明らかにしていない。FBIは事件を調査中であることを認めて「国防総省や情報パートナーと緊密に協力中」と明らかにした。