低気圧に加え潮位も上がり 石川県内は道路が冠水する被害も
太平洋を進む低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、石川県内は大気の状態が非常に不安定になりました。七尾市では降り続いた雨や地震により漁港の護岸が崩れた影響で、道路が冠水する被害が出ています。 【写真を見る】低気圧に加え潮位も上がり 石川県内は道路が冠水する被害も 記者リポート「こちらでは海から水が流れてきていて、くるぶしの高さまで道路が冠水しています」 大きく水しぶきを上げながら進む車。発砲スチロールも川のようになった道路を流れていきます。 潮位が上がった七尾市石崎町では、地震により石崎漁港の護岸が崩れている影響で、海水が町の中に流れ込み冠水する被害がありました。 周辺の住宅では、床下まで水が浸かったところも。 住宅が浸水した人「怖いです。津波と一緒な感じ。土のうを置いてもらいました、ボランティアの人に。それでも水が入ってくるので不安です。いつ上がってくるかなと思って」 27日午後7時の降り始めから28日午後5時までに降った雨の量は、白山市白峰で98・5ミリ、金沢・小松で62ミリなどとなっています。 気象台では、今夜遅くにかけて河川の増水に注意するよう呼びかけています。また、JR西日本は今後、北陸エリアで大雨が見込まれることから夕方以降に福井県敦賀駅を発着する特急サンダーバードとしらさぎの運転を取り止めると発表しました。 特急しらさぎは28日午後6時8分以降、また特急サンダーバードは午後6時44分以降に敦賀駅を出発する列車が、そしてそれぞれ午後7時以降に敦賀駅に到着する列車が運休となります。
北陸放送