レコード、カセットテープ、ラジカセ……アナログ音楽にスポットを当てた『昭和40年男』に注目
レコード、カセットテープ、ラジカセ……アナログ音楽にスポットを当てた『昭和40年男』(ヘリテージ)2024年2月号 vol.83、「アナログで再生(PLAY)する俺たちの音楽」特集号が発売された。 【写真】昭和40年男を魅了してきたアナログ音楽を振り返る 昭和40年男が音楽への関心を深めていった時期。メインメディアはレコードとカセットテープ、鳴らしていたのはレコードプレーヤー、ラジカセといったアナログな機器。当時はあたりまえだったが、時代を経てみると、そこには聴くという行為以上の楽しみもあった。コンポやラジカセのツマミをいじる楽しさ、プレーヤーにセットするワクワク感、ハードにも多くのバリエーションがあり、どんな音楽を聴いているのかといったこと以上に自分のスタイルがあった。 今回の特集は、70年代後半~80年代半ば頃の機器、記録メディアにスポットを当て、あの頃の気分の高まりと記憶を呼び覚ます。少々大げさなこのコーナータイトルであるが、ウソではない。そう、昭和40年男の人生はレコードのまわりを歩いているに過ぎないのだ。第四コーナーに差し掛かろうとしている今、あの頃のレコードに針を落としてみる。 サブスク時代に人気が再燃したレコード。そしてカセットテープも若い世代を巻き込んで盛り上がりを見せている。そのリバイバルブームの立役者とも言えるのがカセットテープ専門店「waltz」のオーナー、角田太郎さんだ。カセットとの出会い、その魅力について話を聞いた。 子供の頃、初めて手に入れた自分だけのオーディオはラジカセだった。ラジオ番組を聴いたり、音楽を録音したり、いろんな楽しさが詰まったラジカセは魔法の道具。近年のラジカセブームの仕掛け人にも話を聞いている。
文=リアルサウンド編集部