杉浦太陽さん(43)「何をやっても叩かれた時代から、4人目がうまれて世間の目が突然変わった」|STORY
4人目は、もはや孫(笑)
――子育て方針は夫婦で話し合いますか? 子育てのことは全部夫婦で話し合って決めています。4人とも個性が違うので、それぞれの長所を伸ばすようにしています。運動能力も学力も違うから、習い事もみんな違うんです。兄弟同士で比べたりすることはありません。それぞれが好きなことをやったらいいと思っています。 親バカですけど、1人目が生まれた時は「すべてができる天才が生まれた」と思いました(笑)。2人目が生まれた時は、「今度はすごい男の子が生まれた」と思いましたね。3人目が生まれた時は女の子も男の子も経験しているので、子どもはこうやって成長していくというのがわかってきて、安心というか、他の子どもと比べたりすることもなくなって、「子どもはこんな感じだよね」と(笑)。4人目はもはや孫です。ただただ可愛くて。みんなが甘やかすので逆に心配なくらいです。 他の子と比べて、話すのが遅いとか歩くのが遅いとかおむつが取れないとか悩んだこともありましたが、経験を重ねると「うちの子はうちの子」と他の子と比べるのはやめようと思えるようになりました。 子どもの悩みや友達のことも常に夫婦で共有しています。毎日、家に帰ると妻から子どもの話を聞いて、悩んでいるときは一緒に考えるようにしています。子どもたちも日々成長しているので悩みは尽きませんが、すべて夫婦で共有していることが大切だと思います。 あとうちは何でも経験をさせることが大事だと思っているので、家族でいろいろなところに出かけています。一緒にダイビングをしたり、釣りに連れて行ったり。この前は家族でスノーボードに行きました。僕が子どもの頃に親からスキーを教えてもらったことを覚えているので、子どもたちも大人になった時にパパに教えてもらったなと思い出してくれるんじゃないかなと。一緒にやるためには体力が必要なので体を鍛えています(笑)。
娘が2年間まともに口をきいてくれなかった
――お子さんの反抗期はどうでしたか? 女の子の反抗期は難しかったです。小6から2年間くらいはまともに口をきいてもらえませんでした。思春期も重なっていて、急に男の人が苦手になって、僕とも距離をとり始めて。はじめは「なんなん、あの態度は」って理由がわからなくてイライラしていました。妻に「なんでそんな態度をとるのか聞いてもいいか」と相談したら「絶対にダメ、今は何も言わないで」と言われて。娘から話しかけてくれるまで、ひたすら待ちました。 相談事はママとパパで共有しているという話はしていたので、中2になった時くらいからパパにも相談してくれるようになって。寝る前に妻と娘と3人で話す機会が増えました。そこからまた自然と話をするようになって、「パパ一緒に写真撮ろう」と言ってきてくれて。やっと心の距離が戻って「あ~よかった」と一安心しました。時間が解決してくれるのを待つしかなかったですね。 長男の反抗期はもうほぼ終わっている感じですが、パパとしては男の子の方がわかりやすかったです。でも、たまに長男と言い合ったりして、あとから言い過ぎたなと反省することもありました。そんな時は娘が仲裁に入ってくれて「今は親から何を言われてもウザい時だから、そっとしておいてあげて」と言われることも。親には話せなくても姉には話せることもあるので、娘の存在はとても助かりました。