牛窓東小 セアカゴケグモ見つかる 瀬戸内市発表、市内で初確認
岡山県瀬戸内市は5日、同市牛窓町牛窓、牛窓東小の花壇で、特定外来生物の毒グモ・セアカゴケグモの成体1匹が見つかったと発表した。人への被害は報告されていない。市内での確認は初めて。 4日午後3時ごろ、下校前の児童が発見。教員が市に通報するとともに、捕獲して殺虫剤で駆除した。市が県を通じて個体の写真を中国四国地方環境事務所に送り、体長約1センチの雌と分かった。教員らが周辺を探したが、他の個体や卵は見つからなかった。 同事務所によると、セアカゴケグモはオーストラリア原産で、背中と腹部の赤い模様が特徴。かまれると腫れや発熱を引き起こすことがある。攻撃性は低いが、繁殖期の夏ごろに雌がどう猛になることがあるという。 市生活環境課は「見つけても素手で捕まえたり、触ったりしないように」と注意を呼びかけている。