ウクライナGDP、1─10月は前年比4.2%増 復興策が寄与
[キーウ 18日 ロイター] - ウクライナ経済省が18日に発表した1─10月の国内総生産(GDP)は、前年同期比4.2%増加した。建設、輸送、加工産業の拡大に支えられた。 10月単月では前年比1.3%増だった。 今週にロシアの侵攻開始から1000日目を迎える中、ウクライナ政府は戦時被害の復興プログラムを実施している。ソボレフ第一経済次官は、これにより建設分野の需要が伸び、部門拡大につながったと指摘。輸送と加工産業もこの期間の経済成長をけん引したと述べた。 政府は今年の経済成長率を4%と予想している。 ただ来年については、戦争、安全保障上のリスク、予想されるエネルギー不足、人員不足が抑制要因になり、成長率は2.7%程度に鈍化するとの見通しを示した。