キャメロン・ディアスも実践!パートナーと寝室を分ける人が増えているワケ
睡眠の質
睡眠は私たちの健康に絶対不可欠。寝不足でも2~3日は何とかなるけれど、病気を防いで長生きしたい人にとっては堅実な策じゃない。「寝不足が続くと、身体面では肥満、糖尿病、循環器系疾患などのリスクが高くなります。また、免疫力が低下して、病気にかかりやすくなります」とタッターソル氏。 「精神面では記憶力、注意力、問題解決能力などの認知機能が著しく低下して、生産性や意思決定に影響を与えます。そして、感情面ではイライラすることが多くなり、気分のむらが激しくなって、ストレスに弱くなります」 タッターソル氏によると、好きな人の隣で寝ることには「不安の軽減、安心感と幸福感の向上、レム睡眠(もっとも回復力のある睡眠ステージ)の促進」といった多くのメリットがある。これは私も同感だ。彼が隣にいる日は彼の体温が奪えるからか寝つきがよく、彼の穏やかな呼吸と心音が心地よくてぐっすり眠れる。 でも、世の多くのカップルは違うようで、YouGovの調査によると、英国人の3分の2(37%)は1人のほうがよく眠れると感じている。私の友達にも、パートナーのいびきが原因で交際初日から寝室を分けている子や、パートナーの睡眠障害が原因で2人とも慢性的な寝不足になった上、寝室を分けることに同意してもらえず別れた子がいる。その一方で、2~3週間別々に寝てみたものの、ロマンティックなパートナーというより友達と住んでいるような感じがしたのでやめたというカップルもいる。
寝室を分ける場合の注意点
恋愛カウンセリングアプリ『Alley』の共同開発者で、心理学者兼恋愛カウンセラーのヘルガ・ジョンソン・ウェナーダル博士によると、寝室を分けることが寝るための最後の手段である場合、それ以外のエリアで必要な調節をしなきゃダメ。「身体的な距離を縮めるための機会を探し、寝室を分けることで親密な時間が減ることのないようにしなければなりません」 「別々に寝るというのは、ルーティンを変えてでも愛のある関係を維持しようという意志の表れ。困難な状況を乗り越えるために何かを変えようとするカップルは、長期的に強い関係を築ける可能性が高いです」 私自身、寝室を分けようとは思わないけれど、そこに利点があるのは承知。実際、彼が夜勤の週は私たちも別々に寝ることになるわけで、寝つきにくいのは確かだけれど、一度寝ついてしまえば、彼が何度も寝返りを打ったり彼の息が顔にかかったりすることがない分いつもより長く寝られる。離れて眠る日があると、また一緒に眠れる日が楽しみになるというのも事実。 質の高い睡眠の重要性や別々に寝ることを選ぶ人の気持ちは私にも理解できる。要は、2人の間にコミュニケーションと愛があるなら、無理して一緒に寝るよりも別々に寝たほうが長く幸せでいられるということだ。 ※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。