AKB48・横山由依、めちゃイケ女子プロ、光浦への攻撃はやりすぎか?演出か?
横山の攻撃は本気だったのか? 演出だったのか?
しかし横山の攻撃には、たしかにお笑いムードを一掃するほどの迫力があった。回し蹴りやサッカーボールキックなどを容赦なく叩き込むと、光浦はたまらずリングにしゃがんだまま泣き出す。 「プロレス中に泣き出したので少々お待ち下さい」とテロップが出て、そこに「46歳の大人があまりの痛さに泣いています!」と実況アナウンスがかぶる。セコンドも目に涙をためながら光浦に駆け寄り励ますと、光浦は復活。反撃に転じる。 「プロレスといってもあくまでバラエティーとしての試合でしょう。光浦が泣いたのも演出の範囲内というのは、冷静に見ればわかりますよ」と話すのは、地上波放送局の40代男性プロデューサー。 ネット上で物議を醸したのが、その後、横山が光浦の顔面に放ったトラースキック5連発。強烈にヒットしているように見えるが、そこで気ぐるみの巨大なパンダが乱入。身長3メートルというパンダが振り下ろす攻撃にAKB48軍団は一人ずつやられてダウン。岡村レフェリーまでやられて試合は混乱状態となり、結局は15分足らずでレフェリー負傷のため無効試合となった。 「横山のキック5連発も、要は相手(光浦)がその都度立ち上がってこない限り連発できないわけです。顔面に当てているとはいえ、つま先で蹴ってケガをさせちゃったとかならともかく、ちゃんと光浦の体勢を見てタイミングをとりながらリングシューズの裏側の平面部分で蹴っていますから、お互いの技を効果的に受け合うプロレスの範囲内の攻撃といえます。2人の間に信頼関係がないと、ああいう攻撃はできないんです」と説明するのは、プロレスメディアの50代元編集者だ。 最後は覆面をかぶった相方の大久保佳代子が“JR新大久保”としてリングイン、マイクを握って過去を振り返りつつ光浦の頑張りを称えると、光浦は感激の涙を流す。それにつられ、セコンドの芸人仲間や、敵のはずのAKB48軍団もまさかのもらい泣き。さらに、光浦が尊敬するタレント・清水ミチコも覆面姿で登場して歌披露。全員が涙、涙の大団円となった。とくにAKB48軍団、19歳の込山榛香は母親が40歳ということで、「光浦さんが46歳なのにすごい頑張ってたから」と号泣状態だった。 「バラエティーといえど、本気で体を張るのが芸人魂です。AKB48は最近プロレスを活動に取り入れているし、中途半端なことをしてはプロレスに対しても、光浦に対しても失礼なことになりますし、下手に手加減をしようとするほうが危険を招く場合もあります。あえて批判されるのを覚悟で悪役を買って出たのではないでしょうか」と分析するのは、スポーツ紙の40代男性記者だ。 お互いの“本気”が一部で物議をかもしたともいえるが、出演者のSNSなどにアップされた番組終了後の光浦やAKB48軍団らの笑顔を見る限り、会心の仕事ができたということではないだろうか。 (文・写真:志和浩司)