実力派ガンプラモデラーが『SEED FREEDOM「アカツキ」』でみせた“金”へのこだわり「メッキはがして、ゴールドを4種塗り分け」
■「質感がいい」「どのように塗装した?」フォロワーにも伝わる金色へのこだわり
――本作の大きなポイントはやはり、色鮮やかな「金色」かと思います。ただ、一辺倒にビカビカ輝かせるのではなく、色味を抑えながら上品に仕上げていらっしゃるように見えるのですが、どのような工夫を施されたのですか? 【ヨ作】ありがとうございます。なんといいますか、メッキにはない感じを出したくて、実は面倒なことをしました(笑)。 ――面倒なこととは? 【ヨ作】メッキをはがす→黒サフ→スターブライトゴールド2周→パールゴールド2周→トップという感じですね。厚塗にならないよう注意しつつ塗装しました。 ――めちゃくちゃ手がかかっているからこそこの輝きが出せたのですね。コメントにも「質感がいい」という賞賛の声が上がっていました。 【ヨ作】パールゴールドでギラギラを抑え、ゴールドも4種塗り分けていますので、その点を見ていただけたのであればうれしいですね。コメントにも、「どのように塗装したのか?」というものが一番多かったですし(笑)。また、『1/100アカツキガンダム』にはヒケ(パーツの表面がへこんでいるところ)も多く、苦戦しながらパテとやすりで戦いました(笑)。 ――こうした地道な処理、下処理が完成度の高さにつながっているわけですね。制作時にはどのような物語を思い浮かべていましたか? 【ヨ作】劇中では見た目に大きな変化はなく『spec2』シリーズが出ていましたので、「そこにちょっとアレンジ入れてみよう!」みたいな感じです。 ――完成したばかりで恐縮ですが、本作を作り終えて、今後挑戦しようと思っている機体があればお教えください。 【ヨ作】もちろん、『spec2』で実験したことを生かして『spec3』を予定しております。 ――それも楽しみですね。では最後に今後の目標を教えてください。 【ヨ作】昨年も決勝で敗退してしまいましたので『GBWC』で優勝を目指します。また所属サークルで開催しているコンテスト、リアルイベントの『ネクスポ』も盛り上げていきたいと考えております!