北野武監督が米Amazon MGMスタジオとタッグを組み長編新作映画製作「新たな挑戦でわくわく」
北野武監督(77)が監督、脚本、主演を務める長編新作映画を米Amazon MGMスタジオと製作すると19日付で発表した。 同スタジオは米アカデミー賞で脚色賞を獲得した映画「アメリカン・フィクション」やゴールデングローブ賞受賞のドラマ「マーベラス・ミセス・メイゼル」など、米人気作を数多く手がけてきた。海外作でも映画「アルゼンチン1985~歴史を変えた裁判~」などの国際的コンテンツを製作した実績を持つ。 豊富な資金力を持ち、多くの優秀なスタッフを抱えるなど魅力は尽きず、北野監督は「映画を撮り始めて数十年たちますが、各国で映画製作する彼らとタッグを組むのは新たな挑戦でわくわくしています。現在鋭意製作中なので、ご期待ください」と力を込めた。 1997年に「HANA-BI」がベネチア国際映画祭金獅子賞、2003年に「座頭市」が同銀獅子賞(監督賞)に輝くなど欧米でも高い評価を誇る北野監督への同スタジオの期待は高い。 インターナショナル・オリジナル責任者のジェームズ・ファレル氏は「型破りなスタイルで世界中に驚きと感動を与え続ける監督と新しいプロジェクトに取り組めることは大変喜ばしい」と歓迎し、「世界のキタノがどのように暴れてくださるのか、とても楽しみ」と絶大な信頼を寄せる。 北野監督の作品は昨年「首」が公開。最新作はどんな物語になるのか、期待される劇場公開やAmazonプライムでの視聴がいつになるのか、続報が待たれる。