「次は人家を襲うかもしれない」...ついに「第2のOSO18」が出現か、北海道で《牛舎内の子牛8頭》を襲った凄惨現場を見た地元ハンターの「驚愕の証言」
5年も最凶ヒグマをのさばらせた結果
2019年から標茶町と厚岸町で66頭もの牛を襲い続け、北海道を5年にわたって恐怖に陥れた最凶ヒグマが駆除されてから約10ヵ月。 【写真】北海道中を恐怖の渦に叩き落とした「最凶クマ」OSO18の「最期の姿」 前編記事『ついに「第2のOSO18」が出現か、「足幅17センチ」の巨大ヒグマが北海道で《牛舎内の子牛8頭》を襲撃「内臓などやわらかい部位だけ食べた」』でも紹介したように、同じ道東の別海町でOSO18を彷彿とさせる被害が発生した。 「5年間もOSO18をのさばらせてしまったために、子孫を残しているはずです。OSO18のDNAを持ったクマが現れても不思議ではない」 飼育する牛がOSO18に襲われた酪農家はこう危惧していたが、現実になってしまったのだろうか。OSO18を追い続けた北海道猟友会・標茶支部の後藤勲支部長は次のように話した。 「おそらく子牛を襲ったヒグマは若いクマでしょう。OSO18のDNAを持つ個体ではないと思いますが、否定もできません。いずれにしても、牛の味を覚えているのであれば、再び現場に現れる可能性が非常に高い。早く駆除されることを願っています」 現場に駆けつけた地元のハンターにも見解を聞いた。北海道猟友会・別海支部の小林敏之支部長は言う。
足幅は17センチではない
「役場から出動依頼があり、現場に駆けつけました。被害に遭ったのは生後間もない子牛でした。襲ったクマはそれほど大きくないと考えております。足幅17センチという話もありますが、実際に自分の目で足跡を見たところ、そこまで大きいとは思えませんでした。第2のOSOの可能性ですか? 何とも言えないですね。現実に(内臓を)食べられているわけですからね」 小林支部長は2週間前にもクマを目撃していた。 「目撃情報を受けて現地に駆けつけたところ、親離れしたばかりのクマが車にはねられたシカを食べていました。そのクマはすぐ逃げましたが、獲物に執着する習性ゆえ、2時間もすると現場に戻ってきました。 ただし、捕獲はしていません。警察からの指示は『爆竹で追い散らしてください』というものだったので。基本は追い払いなんです」 別海町によると、2023年度に寄せられたヒグマに関する目撃情報は計97件。今年度は5月21日時点で11件だった。別海町役場で鳥獣対策を担当する生活環境課の担当者によれば「ヒグマの目撃情報は増加傾向にあった」という。
【関連記事】
- 【新証言】「“OSO18”以上に凶暴なヒグマ」の出現に、地元のハンターが恐怖に震えた…!「乗っていた四駆を追いかけてきた」「幌を爪でやられた」
- 【前編を読む】ついに「第2のOSO18」が出現か、「足幅17センチ」の巨大ヒグマが北海道で《牛舎内の子牛8頭》を襲撃「内臓などやわらかい部位だけ食べた」
- 【独自】頭部に命中した3発でようやく…最凶ヒグマ「OSO18」が絶命した“最期の瞬間”と、駆逐したハンターの「意外な正体」
- 「夜道を歩くときは気をつけろ」「お前も死ね」最凶ヒグマ「OSO18」駆除ハンターが受けた「ヤバすぎる誹謗中傷」
- あの「OSO18」が返り討ちにあって逃走…!最凶ヒグマに勝った、伝説の乳牛「リオン」と牧場主の「知られざる秘話」