生成AIの登場で“ググらない”時代へ? ひろゆき「結局Googleには勝てない」、DaiGo「AIを検索に使うのはもったいない」 これからのネットを使いこなすには?
メンタリストのDaiGoは「ひろゆきさんの名言である、“嘘を嘘と見抜けない人はネットを使うのは難しい”ということだ。検索だろうとAIだろうと、使えない人は使えない」とした上で、「そもそもAIを検索の代わりに使う必要はない。最近、自分のAIを作っているが、喋り方や言葉尻を再現してくれる精度の高いClaudeなどを使っている。論文を調べた上で、“これをどう思うか?”とか、“この結果をダイエットに活かそうとしたらどうするか?”みたいに、話し相手として使うとすごくいい。検索に使うのはもったいない」との考えを述べた。 AIの弱点として鈴木氏は「経験ができないことと、専門家にはなれないこと。人間がこの社会で生きる余地はその2つを極めることだ」とした。
■AI進歩と知的保護の両立が課題、ネットの“稼ぎ方”は
政府のAI時代の知的財産権検討会の中間とりまとめ骨子によると、AI事業者には知的侵害の生成物を防止する技術の採用や契約によるデータ取得と対価還元など、権利者には労力・作風・声などの保護検討や学習されたくないデータの管理などを求めることで、AIの進歩と知的保護が両立するシステム実現を目指すという。 そうした中で、自社コンテンツの有料化は1つの道なのか。鈴木氏は「海外ではニューヨーク・タイムズ、日本では日経新聞が課金に成功している。人生に関わるような重大な情報、経済や法律、医学などはAIでは心もとない」と指摘。
ひろゆき氏はニュースメディアの立ち位置に言及。「ChatGPTに登録され、お金を払われていないメディアはどんどん需要がなくなり、寡占化が始まっていく気がする。一部のメディアが残ると、“あっちはもっと安くやってくれる”と買い叩くことができ、最後はプラットフォームが全部おいしいところを持っていく。スマホの売上の30%がアメリカの会社に持っていかれているが、ニュースメディア市場も同じコースなのではないか」との見方を示す。 また、インフルエンサー業界について、「YouTuberとして稼いでいる人はいっぱいいるが、YouTube側に切られたら終わりで、逆らえない。そうした人たちがChatGPTに掴まれてしまった場合も同じだ。プラットフォームに好かれないとダメだという、コントロールされる構造になってしまう」「ネットニュースで取り上げられない、取り上げてほしくないという人は、一般から存在を知られなくなる。新しい人を知る機会がニュースメディアだけだとしたら、そこに名前が載らない=死だ。僕や堀江さん、DaiGoさんみたいにこたつ記事が書かれる人だけが残っていく。尖った発言をする人は得をする」と考察した。
DaiGoは「AIに食わせるデータを悪い意味でも良い意味でも偏ったものにすると、個性的なものができる。その個性で選ぶ、それこそ恋人やパートナーを決めるようにAIを使う時代がくるのではないか」とした。(『ABEMA Prime』より)