「ムーラン・ルージュ！ザ・ミュージカル」取材会に出席した（左から）甲斐翔真、望海風斗、平原綾香、井上芳雄

　女優・望海風斗、平原綾香、俳優・井上芳雄、甲斐翔真が１９日、東京・帝国劇場で共演する「ムーラン・ルージュ！ザ・ミュージカル」（２０日～８月７日、同所）の取材会に出席した。 　バズ・ラーマン監督による名作映画のミュージカル版。１８９９年のフランスを舞台に、ナイトクラブのスターと作曲家の恋を描く。 　アメリカ人作曲家・クリスチャン役の井上は、昨年に続いての上演に「華やかな要素はもちろんのこと、ドラマも深まっている。よりパワーアップしていると思います」と予告。「あとは、ロンドン（で上演中）の『千と千尋の神隠し』に負けないように盛り上がりたい」と対抗心をのぞかせた。 　平原は、ナイトクラブ「ムーラン・ルージュ」の花形スターであるサティーン役。世界各地で本作を鑑賞したことを明かし「日本だけの演出もある。昨年、バズ・ラーマン監督が『（日本公演は）世界の公演の中でも、特に泣ける』とおっしゃってくださったので、泣けるを売りに頑張りたい」と力を込めた。 　望海も、再演となる本作を「出演陣が心から楽しんで演じているのがすてきなところ。そのエネルギーをお客さんに伝えたい」とアピール。甲斐も「今年も、サティーンから受け取った愛を皆さんにお届けしたい」と意気込んだ。 　会見には、橋本さとし、松村雄基、伊礼彼方、Ｋも出席した。東京公演後は、大阪（９月１４～２８日、梅田芸術劇場）でも上演される。