(写真：Getty Images)

中国サッカー協会(CFA)が10月に向けてもA代表チームの事前合宿を調整していたようだが、今回は叶わず。中国『新浪』が伝える。 CFA管轄の中国代表は、今月頭に行われた2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選C組第1～2節で2連敗。2002年以来となるW杯出場は微博上で早くも絶望視される。 ブランコ・イバンコビッチ監督への風当たりが強まり、主砲FWウー・レイも国際舞台では限界と叫ばれ、主砲と2トップを組むFWチャン・ユーニンは所属クラブでの3試合出場停止処分により次回最終予選まで国内で実戦なし。 このような厳しい状況下、肝心の次回10月は第3節でオーストラリアとのアウェイゲーム、第4節でインドネシアとのホームゲーム。 CFAは第1～2節、とりわけ第1節・日本戦(A)を迎えるにあたって、日本とほど近い東部・大連で2週間弱の事前合宿を敢行。10月に向けても、9月30日からの事前合宿開催を目指して早くから調整していたとされる。 しかし、ウー・レイ所属の上海海港を筆頭に、主要選手の揃うクラブが軒並みACLエリートへ。上海海港、上海申花、山東泰山が10月1日にACLエリート第2節を戦うこととなったため、事前合宿を実施できず。 最終予選第3節・豪州戦は10月10日。 今回、中国チームは3日に上海で集合し、5日にシドニー経由でアデレードへ。事前合宿を断念した上で、2試合未勝利ノーゴールと危機感が強まる豪州との敵地戦へ向かう形となった。 なお、『北青体育』など中国の一部メディアは、CFAが本格的にイバンコビッチ監督の解任を議論中だと主張。CFAは同監督に10月も指揮を執らせる否か、意向を示唆していない。