米利下げ観測さらに後退、根強いインフレ嫌気-米GDP発表後
(ブルームバーグ): 1-3月(第1四半期)の米国内総生産(GDP)統計の発表を受けて、米金融市場では国債利回りが上昇、利下げ観測がさらに後退した。
GDPの伸びは大半のエコノミスト予想を下回る一方、インフレの根強さが改めて鮮明になった。先週の米新規失業保険申請件数が予想より少なかったことも材料視された。
米GDP、1-3月速報は予想下回る-消費鈍化してインフレ加速
米国債は下落し、10年債と30年債利回りは年初来の高水準。また米利下げ開始予想が12月に後ずれした。
米2年債利回りは一時約9ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し、5%台に乗せた。
スワップ市場では足元、年内の予想利下げ幅を約33bpと織り込んでいる。年初時点ではおよそ6回の25bp利下げが見込まれていた。
原題:US Yields Soar as Traders See Fed Delaying First Cut to December(抜粋)
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Liz Capo McCormick