ドルフィンズQB、脳振とうプロトコル解除で次戦復帰へ
【AFP=時事】米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)、マイアミ・ドルフィンズ(Miami Dolphins)のQBトゥア・タゴバイロア(Tua Tagovailoa)は25日、リーグが定める脳振とうプロトコルが解除され、27日のアリゾナ・カーディナルス(Arizona Cardinals)戦で復帰できる見通しになった。指揮官のマイク・マクダニエル(Mike McDaniel)ヘッドコーチ(HC)が明らかにした。 【写真】ビルズ戦でプレーするタゴバイロア キャリアを通じて脳振とうを繰り返してきたタゴバイロアは、9月12日に行われたバッファロー・ビルズ(Buffalo Bills)戦で脳振とうによる負傷交代を余儀なくされてから4試合を欠場していたが、次戦に向けて復帰の準備が整った。 マクダニエルHCは、「プロセスを経て、練習でいくつかの接触プレーを開始できるところまで来た。その上で独立した医師と面会して完全に問題なしと診断され、プロトコルが解除された」と説明。タゴバイロアは24日の練習でフルメニューをこなしており、復帰の見通しについて「彼は何もせず、自分がコントロールできることだけに専念し、その点で素晴らしい仕事をしている」と述べた。 ドルフィンズはタゴバイロアが欠場していた間の成績が1勝3敗に沈み、1試合平均10得点にとどまっていた。昨季はリーグ2位の1試合平均29.2得点を誇っていたものの、今季はリーグワースト2位の11.7得点に低迷しており、チームワースト記録を更新する可能性がある。 タゴバイロアの控え選手3人のうち2人が負傷に見舞われたことから、ドルフィンズはベテランQBのC・J・ベサード(C.J. Beathard)と契約して練習に加えていた。 ドルフィンズのWRタイリーク・ヒル(Tyreek Hill)は、再びタゴバイロアとのパスのホットラインがつながったことに感動していた様子で、「素晴らしかった。以前のように、深いパスでつながれたのは良い気分だった」「彼がラインナップにいて、プレーをコールし、オフェンスに司令を出し、その声を聞くだけで泣きそうになった」と明かした。【翻訳編集】 AFPBB News