マレーがシャポバロフに逆転勝利で2回戦へ、ツアーレベルのハードコートでマッチ500勝目「悪くない」 [ドバイ選手権／テニス]

写真はブリスベン国際（オーストラリア・ブリスベン）でのアンディ・マレー（イギリス）（Getty Images）

　ATPツアー公式戦「ドバイ・デューティーフリー・テニス選手権」（ATP500／アラブ首長国連邦・ドバイ／2月26日～3月2日／賞金総額311万3270ドル／ハードコート）の男子シングルス1回戦で、元世界ナンバーワンのアンディ・マレー（イギリス）がデニス・シャポバロフ（カナダ）に4-6 7-6(5) 6-3で逆転勝利をおさめた。 ～ドバイ・デューティーフリー・テニス選手権で初戦を突破し、ツアーレベルのハードコートでマッチ500勝目を挙げた元世界ナンバーワンのマレー選手～ 　4-4から初のサービスダウンを喫して第1セットを落としたマレーはタイブレークの末に第2セットを取り返し、第3セットで相手のサービスゲームを2度破って2時間32分で今季のマッチ2勝目を挙げた。 　これはマレーにとってツアーレベルのハードコートにおける500勝目（174敗）となり、男子ツアーでは783勝155敗のロジャー・フェデラー（スイス）、700勝126敗のノバク・ジョコビッチ（セルビア）、592勝158敗のアンドレ・アガシ（アメリカ）、518勝150敗のラファエル・ナダル（スペイン）に次ぐ5人目の達成者となった。 「悪くない。間違いなくハードコートは僕が長年に渡って得意としているサーフェスだし、500試合も勝てたことを非常に誇りに思う。これを達成した選手は多くないから、キャリアを終える前に到達できて本当にうれしいよ」とマレーは試合後のオンコートインタビューで語った。 「最近はお互いにあまり勝てていない。彼（シャポバロフ）は昨年の大部分を（ケガで）棒に振った。彼は過去にここでいいプレーをしているし、サービスが素晴らしい。彼のビッグショットに反応することと、ただボールをコートに入れるだけにならないようにバランスを取る必要がある。簡単ではなかったけど、最終的にやり遂げることができた」 　2017年大会チャンピオンのマレーは次のラウンドで、第5シードのユーゴ・アンベール（フランス）とワイルドカード（主催者推薦枠）で出場したガエル・モンフィス（フランス）の勝者と対戦する。 　そのほかの試合では第2シードのアンドレイ・ルブレフ（ロシア）、第3シードのホベルト・フルカチュ（ポーランド）、第7シードのアレクサンダー・ブブリク（カザフスタン）、タロン・グリークスプア（オランダ）、セバスチャン・コルダ（アメリカ）、ボティック・ファン デ ザンツフープ（オランダ）が2回戦に駒を進めた。 　第6シードのアドリアン・マナリノ（フランス）はファン デ ザンツフープに6-7(3) 5-7で競り負け、初戦でシードダウンを喫した。