「道警ヤジ排除訴訟」原告団 「つばさの党代表ら逮捕された事件と「道警ヤジ排除」判決は本質的に異なる」
HTB北海道ニュース
「道警ヤジ排除訴訟」の原告団が、「つばさの党」の代表らが東京で選挙を妨害したなどして逮捕された事件と、「道警ヤジ排除」の判決は本質的に異なると訴えました。 原告・桃井希生さん) 「全然ちがうじゃんと思いました」。 「つばさの党」の選挙妨害事件に関する報道について会見を開いたのはいわゆる「道警ヤジ排除訴訟」で裁判を起こしている原告団です。 「安倍やめろ!」「増税反対!」 この訴訟では2019年、演説中の安倍元総理にヤジを飛ばした際、道警が排除したのは違法だとして男女2人が道に損害賠償を求めています。札幌高裁の判決では女性に関して「表現の自由の侵害だった」として認めました。 一方、東京での選挙で別の陣営の演説を拡声器で妨害したなどとして公職選挙法違反の疑いでつばさの党の代表ら3人が逮捕された事件。原告団は「ヤジ排除」訴訟の各判決が、つばさの党の事件における取締りを委縮させたとする報道が散見されるとして、これらは本質的に異なるものだと訴えました。 原告・桃井希生さん) 「自分の肉声でヤジを飛ばしただけであって、別に演説自体を聞こえなくさせてはいない行為ですし、時間も短いし」。 原告・小野寺信勝弁護士) 「排除事件というのは、公職選挙法上の選挙の自由妨害罪はそもそも争点となっていませんし、選挙の自由妨害にはそもそも当たる行為ではないというところ、ここはまず強調しておきたいと思います」。
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