美しい鉄道風景が並ぶ写真展

　北陸新幹線敦賀開業を記念し、鉄道写真家の中井精也さん（埼玉）の写真展「ゆる鉄絶景100」が6日、高岡市福岡町福岡新のミュゼふくおかカメラ館で始まった。日本の旅情あふれる鉄道風景を紹介している。6月16日まで。 　中井さんは2004年から毎日、ブログ「1日1鉄！」で鉄道写真を掲載しており、今月20周年を迎えたことを記念して写真展を開くことになった。全国を旅した気分になってもらおうと、47都道府県の100点を選んだ。 　美しい自然の中の列車や、ローカル線の緩い雰囲気を捉えた作品が並ぶ。県内からは、入道雲が映る雨晴海岸と氷見線、富山地方鉄道の古い木造駅舎と子どもたち、通りを彩る七夕飾りと万葉線を被写体にした計3点を展示した。 　富山市長岡小学校1年の寺島唯翔君は、万葉線の作品が気に入り「乗ってみたい」と興味を示した。鉄道の写真撮影が趣味という射水市の宮腰巧さん（49）は「アングルや構図が参考になる。期間中にまた来たい」と話した。 　初日はギャラリートークがあり、中井さんが撮影の狙いやエピソードを語った。 　写真展はミュゼふくおかカメラ館が春の企画写真展として開催。北日本新聞社共催。月曜休館。 　7日は午前11時半から高岡市福岡にぎわい交流館で中井さんのトークイベントがある。