海に来て!海水浴客減る渋川海水浴場にキッチンカー出店 から揚げやかき氷など1日最大6つ 岡山・玉野市
KSB瀬戸内海放送
海水浴場に人を呼び込むのが狙いです。岡山県玉野市の渋川海水浴場でキッチンカーを集めて食事やドリンクを提供する取り組みが行われています。 【写真】海水浴客でにぎわう渋川海水浴場(2000年8月)
岡山県最大の海水浴場、玉野市の渋川海水浴場の「ウォーターパーク」では家族連れらが水遊びを楽しんでいました。 (訪れた人は―) Q.海はどうですか? 「気持ちいいよ」 「気持ちいい。久しぶりなので、来てみるといいですね」 一方で、レジャーの多様化などを背景に「海離れ」が進んでいるとも言われています。 玉野市によりますと、渋川海水浴場では2005年に10万4000人ほどいた海水浴客が2023年は約5万6000人だったということです。 (浮き輪貸し店に20年以上関わる70代女性) 「ご覧の通り寂しい。人出はずっと少なくなった、暑さのせいか」 玉野市観光協会によりますと、かつて渋川海水浴場に飲食を提供する「海の家」は10軒以上ありましたが、現在は3軒になっています。 そんな中、海水浴場に人を呼び込もうという取り組みが――。 (記者リポート) 「渋川海水浴場を盛り上げようと、から揚げやかき氷、ラーメンなど1日最大6つのキッチンカーが並んでいます」 市の観光協会が企画し、県内の12の業者が週替わりでキッチンカーを出店しています。 海水浴だけでなく、飲食などビーチでの時間を楽しんでもらうのが狙いです。 (訪れた人は―) 「気軽に食べられておいしくていい」 「向こうから歩いてきて目に入ったので帰りに食べようと。かき氷が今年初めてで楽しい」 キッチンカーは海水浴場が開かれている8月25日まで出店しています。 (キッチンカーの出店者) 「海に来てほしい。海に来て泳いでもらって、寒くなったら温かいもの食べて、暑くなったら冷たいもの食べて、また泳いでもらって、昔ながらの海でアウトドアで楽しむところをみんなで共有できたら」
KSB瀬戸内海放送