国会で開かれた運営委員会全体会議＝19日、ソウル（聯合ニュース）

【ソウル聯合ニュース】韓国の国会運営員会は19日に開かれ、与野党は尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領のゴルフ練習を巡り攻防を繰り広げた。 　最大野党「共に民主党」は尹大統領が8月から韓米合同軍事演習や7人が死亡したソウル近郊のホテル火災事故、北朝鮮のごみ風船散布があった際にゴルフ練習をしたと批判。また、大統領室が米大統領選でゴルフ好きで知られるトランプ氏が当選することに備え、ゴルフ練習をしたと説明したことは「うその釈明」と追及した。 　これに対し、大統領室の洪哲鎬（ホン・チョルホ）政務首席秘書官は「大統領のスポーツ活動は特別な意味を持つ。『ゴルフ外交』もあると言うほど」として、「もしトランプ氏が尹大統領を招きラウンドに誘った場合、ゴルフがまったくできない状態で応じるわけにはいかない。これもゴルフでは失礼」と述べた。そのうえで、「歴代大統領の中でゴルフをした人も、まったくしなかった人もいたが、どの政権でもゴルフ問題が非難や政争の対象になったことはない」と主張した。 　尹大統領はトランプ氏との対面に備え、周囲から助言を受け約8年ぶりにゴルフ練習を始めたようだ。第1次トランプ政権で当時の安倍晋三首相がゴルフでトランプ氏との個人的な親交を築いたことを参考にしたとみられる。ただ、野党からは「不適切な時期にゴルフを楽しんだ」と批判している。