【函館便り】白毛馬が今年も函館に!ブランシールが参上しました
むむむっ! 白毛だ! 函館の朝。厩舎周りをしていると、遠くの馬場を闊歩(かっぽ)する白毛馬の姿を認めました。すぐに函館入厩馬の資料を手に取り、馬名を確認しました。稲垣厩舎のブランシール(牝3)でした。うれしい。 昨年は、須貝厩舎のカルパ、田村厩舎のアオラキ、函館記念に出走した国枝厩舎のハヤヤッコなどがいて、白毛馬をよく見かけました。一昨年は僕は函館にいませんでしたが、競馬場のパドックで須貝厩舎のソダシ、そして前述のアオラキ、ハヤヤッコがそろって周回するスリーショットが見られました。そのため今年はどの白毛馬が来るのか楽しみにしていました。うれしい。 ブランシールは止まることなく、馬場を歩いていきます。僕は後を追いました。ただ、他に運動中の馬の邪魔をしないよう、厩舎の柵沿いをこそこそと歩く僕とでは自然と差がつきます。あれ、見失った…。でもくじけません。今度は厩舎の地図を見て、稲垣厩舎の場所を確認し、そこへ。そうすると洗い場で体を洗ってもらっているブランシールと会うことができました。うれしい。 担当の小山厩務員は「おととい着きました。美浦と変わらずですね。先ほどの運動でも落ち着いて歩いていました」と順調ぶりを話してくれました。無事で何よりです。それにしても白毛馬と言うだけあって、本当に白いですね。写真を撮らせていただく際にこちらがスマホを構えると、それを分かっているかのように顔を向けてくれたブランシール。かわいい。【舟元祐二】