日本で一番「マグロの漁獲量」が多い都道府県はどこ? 気になる正解率は22%だった
日本で一番「漁獲量」が多い都道府県は北海道です。 それでは、日本で一番「マグロの漁獲量」が多い都道府県はどこかご存知でしょうか。今回、アンケートで尋ねたところ、回答者全体の約2割が正解しました。 ◆【写真2枚】都道府県別マグロ類の漁獲量ランキングを見る 記事後半では、日本で一番「マグロの漁獲量」が多い都道府県の経済面を紹介します。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
日本で一番「マグロの漁獲量」が多い都道府県はどこ?
LIMO編集部が全国の10歳代~60歳代の男女100名を対象に、「青森県」「宮城県」「静岡県」「高知県」の4択のうち、「日本で一番『マグロの漁獲量』が多い都道府県はどこでしょうか」というアンケートを取ったところ、全体の50%が青森県と回答。 次に多かったのが22%の静岡県。そして同率14%の宮城県、高知県という順番になりました。 ちなみに各県の合計漁獲量は、多い順で以下の通りです(出所:農林水産省「令和5年漁業・養殖業生産統計」)。 ・宮城県 17万1600トン ・静岡県 12万6900トン ・青森県 6万1500トン ・高知県 5万4100トン
4つの県の「マグロの漁獲量」を比較すると…
農林水産省が公表している「令和4年漁業・養殖業生産統計」によると、日本で一番マグロ類(クロマグロ、ミナミマグロ、ビンナガ、メバチ、キハダ、その他マグロ類)の漁獲量が多い都道府県は、静岡県です。気になる漁獲量は、2万900トン(2023年)となっています。 静岡県のマグロは、遠洋の延縄やまき縄などで漁獲し、急速冷凍。県内にある清水・焼津の港で水揚げされます。近海でも一本釣りなどで漁獲され、生の状態で流通しています。ちなみに静岡県は、缶詰(ツナ缶)の生産量も全国47都道府県で1位となっています。 静岡県に次いでマグロの漁獲量が多いのは、宮城県の1万7200トン。宮城県は主要漁場である三陸沖から近く、新鮮な生マグロを水揚げできる産地です。 三番目は宮崎県の1万6500トン。アンケートで半数の人が選択した青森県は12位で3700トンでした。青森県は「大間マグロ」というブランドネームで全国に知れ渡っており、東京・豊洲市場(以前は築地市場)でのクロマグロの初競りも注目されています。