【瞬間映像】ロシアに向かう途中で旅客機が墜落 乗客乗員69人…生存者25人中22人病院搬送 制御装置故障が原因か カザフスタン・アクタウ近く
FNNプライムオンライン
乗客・乗員67人が搭乗していたアゼルバイジャンの旅客機がカザフスタンで墜落しました。 給油のため目的地の途中で帰ったそうですが、乗客の安否が心配されます。 機体に何が起きたのでしょうか。 専門家に取材しました。 カメラが捉えた墜落の瞬間。 カザフスタンの地方都市アクタウ市近くで、乗員・乗客67人を乗せた旅客機が墜落しました。 映像を改めて見ると、地上に向けて降下を続けている旅客機。 通常の着陸態勢であれば機首を上に上げるはずが、この機体は機首を下へ下げて進んでいます。 一直線に地面に向かい、体勢を立て直せないまま進み、地面に激突。 大きな炎に包まれる様子が見て取れます。 そして、墜落直後の現場映像を見ると、真ん中付近が折れた状態の機体が現場に残り、その機体から数百メートルほど離れた場所でも黒煙が上がっています。 この飛行機は25日、アゼルバイジャンのバクーを出発。 ロシアのグロズヌイに向かう途中で、カザフスタンのアクタウ市近くで墜落したということです。 カザフスタンの非常事態省によると、乗員・乗客67人のうち生存者が25人おり、そのうち22人を病院に搬送したということです。 墜落の原因などについて、元日本航空機長で航空評論家の小林宏之さんは「パイロットが“アウト・オブ・コントロール”っていうんですけど、操縦不可能になったということです。原因として2つ考えられて、2つあるエンジンが両方とも止まってしまった。あるいはエンジンは生きてるんですけど、操縦系統、特に上昇効果の翼ですね、いわゆる水平尾翼とか、そういったものがコントロールできなくなった可能性のどちらかだと思うんですね」と指摘します。 墜落の詳しい原因はわかっていませんが、ロシアの独立系メディアは、制御装置の故障が事故の原因だと報じています。 ※「乗客・乗員67人」の情報ですが、その後情報が更新され、69人となりました。