駐日韓国大使「新ビジョン提示は使命」 来年の韓日国交正常化60周年
【東京聯合ニュース】韓国の朴喆熙(パク・チョルヒ)駐日大使は2日、「国軍の日」(1日)と建国記念日にあたる「開天節」(3日)を記念して東京都内のホテルで開かれた式典で、来年の国交正常化60周年を機に両国の未来の世代に新たな協力ビジョンを提示する必要があると強調した。 朴氏は、昨年の訪日韓国人客と訪韓日本人客を合わせると930万人に達し、今年は1000万人を超える見通しとして、「韓日関係が暗いトンネルを抜けて正常軌道に乗っただけでなく、肯定的な流れが続いている」と評価した。また、両国の未来の世代に1965年の国交正常化の時や、1998年に当時の金大中(キム・デジュン)大統領と小渕恵三首相が未来志向をうたった「韓日パートナーシップ宣言」を発表した時と比べ、変化した環境などを反映した新たな協力のビジョンを提示することが今の世代の使命だと述べた。 朴氏は「揺らぐことなく、後退しない韓日関係を築くため、両国関係の発展の恩恵を多くの国民が体感できるよう両国が互いに努力しなければならない」とし、行事の出席者に支持を求めた。 同日の行事には日本側から鳩山由紀夫元首相や中谷元防衛相、柘植芳文外務副大臣、公明党の石井啓一代表、日韓議員連盟の武田良太幹事長、日韓経済協会の佐々木幹夫会長などが出席した。 1日就任した石破茂首相と近い存在とされる中谷防衛相が祝辞を述べ、注目を集めた。
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