BMWのクラシッククルーザー「R 12」世界初のカスタムプロジェクトで4台のマシンが公開!
“Legal Weapon R 12” By TRIJYA CUSTOM MOTORCYCLES
カスタムハーレーで知られるトライジャが提案するのは、「合法的に楽しめるR12」だった。車体を丹念に3Dスキャンし、将来的な市販化を見据えて製作されたパーツは、スタンダードスタイルを崩さずに独特の個性を演出する。 燃料タンクは純正を利用しつつ、サイドを加工した形状に変更。オイルクーラーには3Dプリンタ製のウィングレットを装着、インテークマニホールドもタイトに新造している。さらにサイドカバー、シートカウルもモディファイし、スタンダードな車体が持つモダンな印象を引き立てる。前後ホイールはワンオフ制作された、このマシンのアイキャッチポイント。マフラーはDr. Jekill & Mr. Hyde製、YSS製の特注サスペンションやAELLA製のハンドルなどニューパーツも投入。さらにすべてのパーツはボルトオンで仕上げられているというから驚きだ。
"R 12 Sand Speeder Mark l. " By CHIRIHAMA SAND FLATS
異質なレーシーさを放つサンド・ドラッグマシンは、石川県の千里浜海岸で開催されるビーチドラッグレースをオーガナイズする「Chirihama Sand Flats」によるもの。サンド・ドラッグマシンに求められる要素を各所に落とし込むマシンだ。 ボトムケースをスタンダードから2インチ延長したフロントフォークに合わせ、ステムは削り出しのワンオフ。フロントブレーキはサンド・ドラッグマシンには不要につき撤去、ディッシュホイールのみで足元を飾る。さらにリアエンドはリジッド化、極限まで車高を引き下げた。燃料タンクやシートは、各種補器類を大きく移設してミニマムな構成を実現。ハンドル、シートはタイトなシルエットにまとめることで、レーサーとしての実用性も追求されている。
Webikeプラス編集部