ここまで失点数はプレミア最少

アーセナルのセンターラインを守るサリバとマガリャンイス photo/Getty Images

年明けよりプレミアリーグで絶好調のアーセナル。大量得点を奪っている攻撃陣に注目が集まりがちだが、失点が少ないのも特長的だ。 最終ラインを束ねるのは、ガブリエウ・マガリャンイスとウィリアム・サリバのセンターバックコンビだ。トータル的に見ても、現在のプレミアリーグでは最高のセンターバックコンビと言っていいのではないか。 チームの失点数をリーグ最少の23点に抑えていることに加え、2人はセットプレイでターゲットマンにもなる。今季のアーセナルはセットプレイが面白いように機能していて、高さで勝負できるマガリャンイスとサリバは攻撃面でも相手の脅威になっている。 データサイト『WhoScored』も、2人をプレミア最高のセンターバックコンビと絶賛する。 「ガナーズの堅守は指揮官のアルテタ、そしてチーム全員の功績だ。ただ、その中でもサリバとガブリエウはアーセナルの堅実さに欠かせない。両者とも1対1を制するためのフィジカル、機動性、知性を備えている。さらに2人とも軽率な守備をしない。DFの中にはボールを奪おうとするあまり、激しくなりすぎる選手もいる。しかしガブリエウ (0.8回）とサリバ (0.5回) は、1試合あたりのファウル数が比較的少ない。これは、ルベン・ディアス (1.1回) やイブラヒマ・コナテ (1.5回)ら他のセンターバックと比較しても印象的だ」 2人が安定していることもアーセナルが強い理由の1つだ。アルテタの要求をきっちりとこなしていて、今のアーセナルはこのコンビ抜きで語れない。