バイト代の未払続いた「学生情報沖縄」 那覇地裁が破産開始決定 負債総額1億6200万円 債権者は862人
東京商工リサーチ沖縄支店は22日、学生へアルバイト先をあっせんしていた学生情報沖縄(宜野湾市、上地達也社長)が那覇地裁から8日に破産開始決定を受けたと発表した。負債総額は約1億6200万円で債権者は862人。原因は業績不振。負債総額1億円以上10億円未満の大口倒産は2024年で9件目となった。 【写真】沖縄市が補助金の不交付方針を決めた放課後児童クラブ 過去に賃金未払いも 学生情報沖縄は16年設立。宜野湾市内に沖国大前店、琉大店を構え、大学生や専門学校生を中心にバイト先をあっせんしていた。 人材あっせんに伴う営業費用の増加などから資金繰りが悪化し、4月からバイト代の未払いが生じていた。未払い給与については厚生労働省所管の独立行政法人「労働者健康安全機構」(川崎市)の「未払賃金立替払制度」が適用されるとみられる。