【週末J1まとめ】町田がFC東京を破って首位に返り咲き。名古屋は6試合負けなしで5位に浮上!|Jリーグ
【国内サッカー ニュース】明治安田J1リーグは、4月20日から21日にかけて第9節が開催された。今節は上位陣の順位が入れ替わった中、名古屋グランパスが6試合負けなしで5位に浮上している。
今節は上位陣の順位が入れ替わる週末となった。 首位に再び返り咲いたのはFC町田ゼルビアだ。同じく東京にホームタウンを置くFC東京との一戦に臨んだ町田は、立ち上がりから拮抗した展開の中でゴールを目指していく。すると14分、仙頭啓矢のCKがファーサイドの一番深いところに向かうと、これをナ・サンホがダイレクトボレーで一閃。強烈なシュートは逆のサイドネットに突き刺さり、古巣への恩返し弾で町田が先制に成功した。 ただ、先に失点したFC東京も黙っていない。セカンドボールをうまく回収しながら分厚い攻撃を仕掛けると、18分にはエリア内で相手のハンドを誘い、PKを獲得。21分にこれを小柏剛が決め切り、加入後リーグ戦初ゴールで試合を振り出しに戻した。 互いに1ゴールずつを奪い、ゴールへの意欲がさらに強まる中、25分に再び町田が試合を動かす。最終ラインからのロングフィードに初先発となった望月ヘンリー海輝が猛烈なスプリントで駆け上がると、最後はゴールラインギリギリの折り返しにオ・セフンが反応。頭で流し込み、大きな勝ち越し点を奪った。後半はFC東京にチャンスを作られた町田だったが、1点のリードを保ったまま集中した守備を披露して逃げ切りに成功。連敗を阻止し、首位に返り咲いた。 一方、第8節終了時点で首位に立っていたセレッソ大阪は敵地で名古屋と対戦。直近5試合負けなしの名古屋と開幕から8試合負けなしのC大阪という好調な両者の対戦は、C大阪のペースで推移していた中、後半に試合が動く。65分、右CKの流れからファーサイドで和泉竜司が強烈なシュートを放つと、GKが弾いたボールを三國ケネディエブスが押し込み、名古屋が先制点を挙げた。 追いつきたいC大阪はその2分後、相手のビルドアップをルーカス・フェルナンデスが高い位置で奪うと、最後はラストパスをレオ・セアラが押し込んで同点に追いつくことに成功した。 その後、再びC大阪ペースで試合が進んだのだが、勝利を手にしたのは名古屋だった。82分、FKをファーサイドでパトリックが折り返すと、中央に溢れたボールに待っていたのは永井謙佑。巧みなボレーシュートでゴールネットを揺らし、名古屋が終盤に勝ち越し点を奪った。これが決勝点に。終盤はC大阪も追い縋ったが、名古屋の守備を崩すことができず。C大阪は今季初黒星を喫した一方、名古屋は6試合負けなしで5位に浮上している。 また2位につけていたサンフレッチェ広島は、敵地で北海道コンサドーレ札幌と対戦。広島は試合を優勢に進めていたものの、10分にカウンターの流れから最後はスパチョークに右足のミドルシュートを放たれると、これがディフレクトしてゴールイン。先制点を奪われてしまった。 押し込みながらもなかなか得点が奪えなかった広島だったが、50分に試合を振り出しに戻す。混戦の中から中野就斗が左足で冷静にシュートを沈め、ついに同点に追いついた。しかし、ここからが続かなかった。札幌を相手に押し気味に試合を進めたが、最後まで2点目が奪えず。このまま試合は終了し、広島は無敗をキープしたものの3位に転落した。 そのほか、湘南ベルマーレを破り連勝を飾ったヴィッセル神戸が4位、坂本一彩のゴールで浦和レッズを下したガンバ大阪が6位となった。またサガン鳥栖は鹿島アントラーズを相手に打ち合いを制し、最下位を脱出している。 ■J1リーグ第9節 結果 札幌 1-1 広島 京都 0-1 新潟 鳥栖 4-2 鹿島 湘南 0-1 神戸 福岡 2-2 磐田 浦和 0-1 G大阪 川崎F 0-0 東京V FC東京 1-2 町田 名古屋 2-1 C大阪