【カペラS展望】砂の若きスプリンター・チカッパが中心
「カペラS・G3」(8日、中山) JBCスプリントは一騎打ちの末、2着に敗れたチカッパ。直線で内に潜り込み、外から伸びた勝ち馬と馬体を併せた激しい追い比べに。最後は鼻差で涙をのんだが、百戦錬磨の古豪タガノビューティーを相手に堂々たる走りっぷりを見せた。ダート短距離ではパーフェクト連対を誇る砂の若きスプリンター。佐賀で味わった悔しさを中山で晴らしてみせる。 休養を挟んでオープン特別を連勝中のサンライズアムール。2走前の栗東Sを逃げ切ると、前走のながつきSは、好位から抜け出す正攻法の競馬で完勝。休み明け&斤量59キロを難なく克服して地力強化を印象付けた。状態の良さがうかがえるだけに、重賞の壁も突破しそうだ。 昨年に続く連覇を狙うテイエムトッキュウ。前走のサマーチャンピオンは、これまで通り、先手を奪ったが、4角で手応えが怪しくなって8着に沈んだ。最後の止まり方を見ると、ダート1400メートルが長かったと判断できる。当舞台は(3・1・0・0)。反撃が濃厚だ。室町Sは首差2着惜敗のクロジシジョー、藤森Sで待望のオープン初Vを飾ったクインズメリッサも重賞タイトルを狙う。