フラーフェンベルフは守備でもリヴァプールに欠かせぬ存在…CL&プレミアで残す見事なスタッツとは?
リヴァプールMFライアン・フラーフェンベルフの守備貢献について、『The Athletic』が伝えている。 遠藤航、現地イギリスでの評価は? 今季から指揮を執るアルネ・スロット監督の下で守備的中盤のレギュラーをつかみ、プレミアリーグとチャンピオンズリーグ(CL)の全11試合にフル出場するフラーフェンベルフ。24日のライプツィヒ戦(1-0)でも好パフォーマンスを見せて勝利に貢献し、プレミアリーグでは首位、CLではリーグフェーズ2位と絶好調のチームを牽引している。 そんなフラーフェンベルフだが、守備面での貢献も絶大のようだ。『The Athletic』によると、オランダ代表MFは今季のCL3試合でボール奪取「19回」を記録。これはPSVのイェルディ・スハウテン(23回)に次ぐ全体2位の数字になっているという。また、プレミアリーグでも全体3位のインターセプト数(12)とボールリカバリー(42回)を残しており、中盤での守備でも大きな存在感を放っている。 そして『The Athletic』のグレッグ・エヴァンズ記者は、フラーフェンベルフのプレーに注目。現地ファンの間で話題の“フラーフェンベルフ・ターン”について「実際は動きを偽装すること。背中を反らせて足を広げ、ボールを守りつつ、素早く反転して危機を逃れる。時にはボールに触れることすらなく、スピードもあるので身体の位置だけですべてが決まってしまう」と分析。チームにおける重要性を指摘した。 「フラーフェンベルフが6番の位置にいることは昨季からの大きな変化であり、スタイルを再定義する上で大きく役立っている。“フラーフェンベルフ・ターン”は確かにハイリスクだ。だが彼はこれまでのところ、それをいつ使うべきか、より安全にすべきかなど、賢く判断している。そして毎試合のように見せていることから、どれだけ自分に自信を持っているかもわかるだろう。あの足の速さと柔軟性により、相手は非常に予測が難しい」 その上でエヴァンズ記者は、「スロットが最も喜んでいるのは、フラーフェンベルフがこうしたクリエイティブな才能と守備の規律を融合させたことだろう。今や彼はホールディングMFの役割を最高の形で果たしているようにすら見える」と分析。攻守両面でチームに欠かせない存在であると指摘している。