台風21号、台湾東部・台東に上陸 10月下旬の強烈台風上陸は観測史上初
(台北中央社)強烈台風(台湾基準)台風21号は31日午後1時40分、東部・台東に上陸した。「強烈」台風が10月下旬に台湾に上陸するのは観測史上初めて。1年に3個の台風が台湾に上陸するのも16年ぶりとなった。 台風21号は午後2時現在、台東の北北東約40キロにあって、時速17キロから24キロに速度を上げて北から北北東に進路を変えて進んだ。中心気圧は925ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は51メートル。強風域の半径は320キロ。 今年、台湾には台風3号(7月25日)、18号(10月3日)、21号(10月31日)の三つの台風が上陸した。3個以上の台風が上陸するのは2008年(4個)以来。 台湾では中心付近の最大風速が51メートル以上の台風を「強烈台風」と定義している。 (張雄風/編集:名切千絵)